2002/04/09

クローン

昨日のニュースになりますが、クローン人間の妊娠に成功とのこと。

ヨーロッパ、日本ではクローン人間を作る事を法律で禁止しています。
“倫理上許されない”というのが一番の理由となっているようですが、“許されない”と決めつけてしまっていいものでしょうか?僕にはわかりません。
実際、不妊治療の一環ならいいのではないかという意見もあります。現在は子供ができない夫婦は、自分たちの遺伝情報を一切、絶対に後世に残すことができないのですが、クローンを子供として育てればこの状況を打開できるわけです。
僕個人としては、この線はもう少し検討して行ってもいいのではないかと思います。

SFのストーリーでクローンを扱うとしたら、やはり“天才の復活”でしょうか。
各国政府が禁じているのはこちらだと思います。
アインシュタインの細胞から何人ものクローンを作り出す・・・チープなSFにいかにもありそうですが下手すると本当にそんなことにもなりかねませんね。オソロシイです。

しかし、こういった方向でのクローンの作成は多様化により全体の強さを増すシステムに逆行しているため、人類という種にとってはマイナスであるのでは無いでしょうか。

そう、このネタにぴったりなのは数年前流行った鈴木光司の“リング”“らせん”というホラー小説。
呪いのビデオをみた者は、それを他の人に見せないと死んでしまうという話。
第2部である“らせん”のラストシーン、人類は滅亡し、一人の人間(?)のクローンに世界が埋め尽くされるという衝撃的な終末が描かれています。
そして続編である“バースデイ”では、クローンに支配された世界があっさり滅びてしまう。一人が死ぬ病気が発生すれば、それはクローン全体を殺してしまう、ということなんですけど。
このシリーズは、遺伝子とそのプログラム的性質がわかりやすく書かれているので、ホラーとしてだけではなくおすすめです。

しかし、クローンは言葉の響きが派手でお偉いさん達も敏感に反応してるみたいだけど、遺伝子治療の方はなにか規制あるのかなぁ?
癌になりにくく、目が悪くならず、心臓を強く・・・と言った操作が自由にできるようになったら・・・
良ければ、強い新しい人間になって、どんどん進歩していくかもしれません。
悪ければ、知らないうちに他人同士までクローンみたいに似たようなモノになっていってしまうかもしれません。