2008/09/24

中国みやげ


同じ職場のなおぽんさんが中国へ2週間も出張にいっていたのですが、このクッキーはそのお土産。ありがとうございます。

しかしこのパンダ……なにかたくらんでいます。
メラミンか?メラミンなのか!?
ミルクとか使ってそうだし。なにより表情が怪しい。

同じクッキーをもらったT君が僕のところに来て、「そういえばあのクッキー食べました?」って聞いて来ました。
「いや、まだだけど」
「じゃーまだやめとこ」
「おなかすいてるなら今食べた方がいいんじゃない?」
「いやいやいや、まだ大丈夫ですって」
パンダ君信用ないし、人を毒見役にしようとしてるしダメすぎる。

写真も撮れたし、今日帰ったら食べよっと。

2008/09/21

エムブリオ

26日までに仕上げないといけない仕事があるのに、未だ全然形になってない……。
最近ではなかなか無いピンチかもしれない。身が入らないでいたのが原因なんだ、マズイ。
というわけで昨日は久々に休日出勤して来ました。今週はかなり本気出して頑張らなきゃいけないな。

それでも今日はリフレッシュのために「よりあいどころ」へ顔出してきました。
5人いたのだけど、時間がなかったので『エムブリオマシンRPG』の戦闘部分だけ遊ぶ事になりました。懲りもせずル・ガルーを使ったんだけど、読まれまくってバシバシ狙い撃ちされて死ぬ寸前だった(笑)
でも一応パイルバンカー2回撃てたのでちょっと満足。

TRPGも時間とってしっかり遊びたいね。
ベタな剣と魔法の世界で、ダンジョンや古い城をかいくぐってモンスターと戦い、謎を解いてお姫様を助けるとかそういうのがいいな。

2008/09/19

猫空間


つくづく思うんだけれど、うちの猫は毎日何処へ出かけているんだろう。
多分猫の国……猫ワールドみたいなところへ行っているんじゃあないだろうか。それなりに猫付き合いがあったり、上司猫に「たまには○○さんちのとこへも顔出してやれよ」とか言われたりしているんだと思う。
猫ワールドは現実世界との平行空間に位置しており、猫たちはそこに自由に行き来できるだけでなくその猫空間をつかって通常では考えられないような距離を移動することもできるのです。
もしかしたらライオンとかトラなんかも猫ワールドに住んでいるのかもしれない。でもちゃんと自重して街なかに猫空間の出口をつないだりしないようにしている。

もう10年以上前になるんだけど、うちの近所にすごく迫力のあるノラ猫のボスがいました。茶トラで体長が1メートルぐらいあるような雰囲気で、太ってるんだけど生命力がみなぎっていて、額にはマンガみたいに斜めにはしった傷跡がありました。
どれぐらい迫力があるかと言うと、路地を通ろうと思った先にそいつが寝そべっていた時、遠回りしようか本気で悩むくらい。
なんか血みどろで鳥食べてたりするし。本気で戦ったら負けそうな感じ。今では猫を飼って猫好きっぽい感じではあるんだけど、あのころはどっちかというと猫、怖かったな。
そんなボスもあるときフッといなくなってしまった。多分引退して猫の国へ行ったんだと思います。

じっと目を閉じているうちの猫をみていると、こいつは僕なんかよりずっといろんなことを知っているんじゃないかなあと思えてきます。政治経済とか芸術とか、宇宙とか。
友人の数は僕より確実に多いだろうな……近所の住民で僕の知らない人に話しかけられているのをよく見るし、グレーや白や三毛などの猫仲間もたくさんいて何かコミュニケーションをとっているみたいだから。

猫は良いな。
居心地のいいように向きを変えながら眠り、鳥の声に気付いて外を眺め、どこかにふらっと出かけていくという生活。
キウイフルーツのツルで作られたリースをかじりまくってボロボロにすること。彼らは辞典で調べなくてもそれがマタタビの仲間だってことを知っている。
朝会社に行くとき、布団でゆったりと寝ていること。

あー、たまには仕事代わってくれ。

2008/09/18

反省会


これ、先日の大会で撮影された動画です。名前とか顔とか出てるけど気にしないように(笑)
もそもそプレイしててイライラするかもしれないけど、ここまでに5時間戦ってるんで許してやってください。

デッキリストはこちら。受けを狙って滑ったようなデッキ名もスルーしてください……。
デッキ名、いつも無しだったのだけどH君の影響で前回ぐらいからつけはじめました。もっと中二病全開で「エターナルフォースブリザード」とかにしてもいいんだけど、カッコいい名前は弱いと恥ずかしい。コロコロっぽく「よおし、今度は俺の“ダーク・テンプテーション”が相手だぜ!」とかいうノリで遊んだら笑えるかも。鬱陶しいだけか。
実際には、ジャッジが「始めてください」って言ったらプレイヤー達が「「よろしくお願いします」」と淡々と進める雰囲気です。

しかし1戦目はひどいな……《沼》2と《囲い》《大口》といった手札で「何とかなるだろう」と思ってキープしたんだけど、結局土地引かず。しかも相手がカメレオンだったのでどうにも対処出来ず、あっという間に負けてます。

2戦目以降はサイドから《氷の干渉器》通称『アイシー』を3枚と、《くぐつ師の徒党》2枚を投入しています。代わりに外したのは《名も無き転置》4枚と《ブーメラン》1枚。

こちらは1枚カードをプレイする度にほんの少しずつ有利さを積み上げる戦略であるのに対し、相手のビッグマナは手札を使って強引に土地を並べ《調和》で手札を取り戻すという動きをしています。正直《調和》を打たれるとくじけそうになる。
相手のクリーチャーのサイズが大きいので呼ばれると対処しなきゃいけなくなり、その結果カウンターマナを残せない綱渡りのプレイになっちゃってる。

2戦目の最後のところとか、「もう勝ちなんだからさっさと攻撃しろよ!」って突っ込まれるかもしれない。
でもね、なんか田中さんはすごく楽しんで対戦していて、ニコニコしてるし目が輝いてるんだよな。なんかその笑顔や目の光が、「まだ戦える」という雰囲気をかもし出していて怖かった。ある意味最強のブラフですよ。

数年ぶりに使ったアイシーはやはり強かった。自分のプレイング見るのもなかなか面白い。

2008/09/17

無人島に生きる十六人

須川邦彦著『無人島に生きる十六人』読了。
会社のT君が図書館から借りてきてあったのを、休み時間を使って読んでしまいました。
読むのが早すぎる→仕事中に読んでたんじゃないですかという疑惑を持たれましたが誓ってそんなことはありません。
記録小説のようであり半分子供向けのようでもあり、とても読みやすい上面白かったです。

明治時代にあった実話が元になっている、遭難して無人島に漂着した16人の日本人のおじさんたちのお話です。
ちょっと古めかしい文章で語られる、無人島での生活。生き残るために決められたいくつかの規則の最後の項目に「愉快に暮らしていこう」というのがあって面白い。
海亀をひっくり返して捕まえたり、井戸を掘ったり、見張り台を作ったりと無人島での生活を確実に作り上げていく様子が読んでいてわくわくします。
全員が協力して一つ一つ確実に問題解決にあたっていく姿は、明治時代の日本人はこんなだったのかなと想像させられます。きっちりしているようでどこかのんびりしている雰囲気が面白い。
アザラシと仲良くなるエピソードからエンディングに向けてはホロリときました。
『十五少年漂流記』とか『蝿の王』、『ロビンソン・クルーソー』など漂流を題材としたお話で名作といわれるものはたくさんあるけれど、『無人島に生きる十六人』はそれらに負けない、和製漂流記だと思います。
爽快感があって楽しかった。

2008/09/16

Hello World

ソフト屋の仕事シリーズその4。
最後に書いたのが5月。趣味のプログラムに走ってしまい更新していませんでした。久々に書いてみたい。

ソフト屋の、一番のお仕事といえばやはりプログラミングです。プログラミングとはコンピュータに作業の手順を教えること。
なぜ人が指示したとおりにコンピュータが動くかと言うと、そういうふうに作られているからといってしまえばそれまでなんだけど、コンピュータが以下の要素を持っているからであると言えると思う。
・何百、何万行もあるメモ帳
・次に読むべきメモ帳の行番号を覚えている場所
・メモ帳に書かれている命令を実行する能力

メモ帳には最初、人間がいろいろな命令を書き込んでおきます。コンピュータは最初の行からそれを読み、1行読むごとに次の行を読み進めていきます。
各行に書き込むことのできる内容は様々で、例えば「メモ帳の100行めに10って書いといて」とか、「200行目の中身が50になってたら、次に読むべき行は1000行目ですよ」とかいろいろできます。特に2番目の例は重要で、この能力のおかげでコンピュータは普通の機械とは違い『場合によって動作を変える』ことを実現しています。
この、メモ帳に書かれた命令の羅列がプログラム。命令をどういった順で並べるのかを考える作業がプログラミングということになります。

パソコンもプログラムによって動作しています。
パソコンの画面は細かい点がそれぞれ違う色を出してウインドウや文字や絵が表現されているけど、これもコンピュータが「左上の点は青を表示」「その隣はグレーを表示」とか一行一行メモ帳を読みながらちまちまと処理しています。
キーボードの読み込みも「キーが押されてたら次は2000行から読み始めてね」「押されたのがAだったら今度は2500行に行ってね」とかいう感じでコンピュータそのものは非常に地味で単純な作業をひたすら繰り返してます。
そんなことでパソコンが動くのか?とちょっと心配になるかもしれない。でも大丈夫なのです。なぜかと言えば、例えば1GHzのCPUなら1秒間に10億もの行を読み、実行することができるから。
細かく単純な作業を無数に組み合わせて、パソコンは画面を表示し、音を出し、キーボードやマウスの監視をし、ネットワーク通信を行っています。そんな風にしてパソコンは動いている。すごい。


さて、その1その2その3で説明してきたような手順により、何を作るかが明確になったところで実際にプログラミングの作業に入ります。

 if (eKeyCode == KEY_UP) {
  if (ucVolume < VOL_MAX) {
   ucVolume++;
   SendMail(TASK_SENDMESSAGE, MES_SET_VOLUME, ucVolume);
  }
 }

C言語ならこんな具合。
こうやって設計を見ながら実際にプログラミング言語で動作を作り上げていくことを「実装」と呼びます。

機能の実現のためにどう書くべきか考え、まとまればひたすらキーボートをタイプしてコードを書き連ねて行きます。動作を確認できるところまで作りこんだら実際に動かしてみる。
うまく動かなければダメな原因を突き止めて直していく。上に書いたぐらいの短いコードでも、『==』を『!=』と書いてしまったり『>』と『<』を間違えたりというちょっとした事でまったく動きが変わってしまうポイントが何箇所もあります。
プログラミングのミスのせいでまったく意図していない、わけのわからない動作をすることもあります。いわゆる『バグ』っていうやつです。
バグはプログラムを書いていく限り必ず生まれると言われてます。プログラマがどんなに真面目でも天才でもメガネでも、どこかでミスしてしまうらしい。詳しくは品質工学とかそういう本を読むと載ってると思う。

設計書をにらみながら、発生するバグをちぎっては投げちぎっては投げ、「どこまで出来た?」とか言ってくる上司をかわしつつコードを書く。
実装作業はプログラマという職業をやっていて一番苦しく、そして一番楽しいところなんじゃないだろうか。昔は「プログラマ30歳定年説」とかあったけど今はもっと伸びてる気がします。仕事でやれるうちは続けたいな。


過去の記事
その1 マイクロコンピュータ
その2 要求定義
その3 設計

2008/09/15

長野杯佐久予選

なんだか何にもやる気がない時とかありませんか。忙しいし、どうにもならない気分で大会は今回パスしようとか思っていたんだけど、思い直した。
理由をつけて逃げていてはいけない。戦うのだ。
というわけで、前日まであきらめていたM:tG長野杯佐久予選、気分を奮い立たせて出場してきました。

結果は3勝1敗1分で決勝に出ましたが、最終戦で負けて本戦出場ならずといったところです。
残念だったけど、それでも良く戦えたと思います。元々スパイラルブロックのカードは殆んど無いので、今後はアラーラが出てからがんばります。

対戦記録。

1回戦 T君
知り合いと当たると精神的には楽。
T君はダブルマリガンからのスタートでそのまま押し切って勝ち。
いまいち良く覚えてないんですが、2戦目もアドバンテージを取り続けて勝ったような気がします。
3点

2回戦 ELCさん フェアリー
1戦目はELC氏の引きが悪く、《恐怖》を4枚とか持っている状態のところを《遁走の恐君主》で殴りきって勝ったのですが、2戦目は圧倒されて負け。
3戦目は競ったんだけど、8枚目のランドの引きが1、2ターン遅れて負け。いい勝負でした。
3点

3回戦 緑単 
多分予選であたるのが3回目になる対戦相手。緑が大好きって感じの人で、いつも緑です。ランドをすべてフォイルでそろえているっぽい。
確か上田ではサックリ勝ったんだけど、松本ではカメコロと大霊に殴り殺された。しかし今回はこちらのカウンターがかなり強化されているのでどうにかなるはず。
1戦目、事故り気味なところに《恐君主》を出したところで勝ち。
2戦目は順調にカウンターを重ね、場を掌握して勝ち。
6点

4回戦 5色 雲打ち
かなりあちこちの大会で見る顔。なんとなくいつも負けている印象があり苦手意識が…。
1戦目、相手のデッキが良くわからないまま勝ち。ビッグマナとかいうものなんでしょうか。
2戦目、ミシュラランドや雲打ちで殴り殺される。
3戦目は《大爆発の魔道士》をリアニメイトしながらランドサーチスペルをカウンターしていき、動き始める前にとどめました。
9点

この時点で9点以上が8人、7点0人ということで上位8名確定。

5回戦 赤黒
IDしました。
1回だけカジュアルで対戦してみましたが、なかなか見たことのないデッキで面白かった。
10点

シングルエリミネーション1回戦 緑単
緑単の人と再び対戦。正直おいしいと思った。2戦軽く取ったからね。
テーブルをビデオ撮影されたので、いずれニコ動にアップされるかもしれません。
で、おいしいと思ったのもつかの間、1戦目は土地事故で瞬殺されました。やばいと思った…というのも、このまま負けたら動画見てる人ががっかりするに違いない。
2戦目、対《大霊》に入れた《Icy Manipulator》がヒット。じわじわと耐えて逆転する理想的な展開で勝利。
3戦目は土地の引きが悪く苦しい展開ながらも相手の動きも鈍く、二転三転の動きの後勝利しました。
これは見ごたえのある映像になったんじゃあないだろうか。顔映ってんのかな。自分で見るのも楽しみだけど、コメントが怖いな。

シングルエリミネーション2回戦 赤単
記憶に無いぐらい完璧にボコされました……対応しきれないようなデッキではないはずなんだけど、引きの強さがどうしようもない感じでした。強かった。
コレに勝てば本戦に出れたんだけどね。つくづく残念だけどここまで勝ちあがれたのは良かったと思います。途中IDとかゆるいことをしちゃいけなかったんでしょうか。


ともあれ現環境最後の大会、なかなか楽しめました。次はアラーラのプレリリース大会かな。いろいろな要素があって勝つのは難しいけど、次もがんばりたい。

2008/09/12

eneloop

繰り返し使えて便利な充電式乾電池eneloopに、単1型と単2型が出ています。
まだ秋月には売ってなかった……ような気がする。まだ実物見たことが無いのですが、大きいだけあって容量もかなり大きくなっているみたい。ちょっと使ってみたいな。
今度の単1、単2は10本以上直列にするなって書いてあるのでノート電源の実験をしたときのような使い方はできないみたいです。残念。でも単1を10本つないだら相当なインパクトになりそうだ。

いや、いきなりそんな無茶はせずとりあえず目覚まし時計用に1個だけ買ってみようかな。

僕の中のイメージでは、単1電池と言えばマグライト
特に6セル仕様のマグライト、単1電池が6個入ってるので長さと言い重さと言い非常に武器っぽくてときめきます。あれの中身をeneloopにしたらちょっと素敵だな。
武器っぽいものにあこがれるのは何なんだろうねぇ。中二病患者なんでしょうか(笑)

2008/09/11

時砂の王

小川一水著『時砂の王』読了。
SFファンタジーを読んでいてこれほど魅了された作品は今まで無かったかもしれない。読み終わってまた最初から読み始めています。

物語は26世紀、宇宙開拓を進めていた人類と、そこに襲い掛かった謎の生命体との戦いから始まります。
壊滅的なダメージを乗り越え攻勢に転じた人類は、敵が歴史改変のため過去に旅立ったことを知ります。主人公のオーヴィルは、過去へ向かってその時代の人間達と共に敵と戦う使命を持って生まれた『メッセンジャー』という存在でした。

メッセンジャー達は人類そのものを救うために、戦闘と時間遡行を10万年にも渡って繰り返していきます。一度過去へ移動してしまうと時間の枝分かれが出来てしまい、未来へ移動したとしても二度と元いた世界には戻れない。
その絶望的な状況を、オーヴィルはたった4ヶ月ほどで作った思い出を糧に戦っていきます。
練りこまれたSF的設定や常に緊張感のある戦闘の描写だけでもとても魅力的な小説なんだけど、それ以上に感情に訴える何かがあると思いました。孤独とか、愛情とか、いろいろと考えされられるお話です。

ページ数は意外と少なくて、読みやすいです。今、これ以上のお勧めはありません。

2008/09/10

東京出張

朝から展示会を見学し、その後客先をまわるというスケジュールでした。
お客さんとの打ち合わせが午後からなら、「どうせ東京まで行って来るんだからちょっとでも勉強して来い」という会社の意向があっていつも展示会見学が入るわけなんだけど、正直ビッグサイトみたいに広い会場を歩き回ってると午後の打ち合わせに差し支えるほど体力を奪われるような……気のせいなんでしょうか。
単に貧弱なだけか。

午後の仕事は予想以上に早く終えることができたので、秋葉探索に行って来ました。
サンコーレアモノショップ、秋月、千石、イエサブRPG、あきばお~、T-ZONE、クレバリー、イエサブTCGとまわって(こうやって書き並べると仕事以上に熱心だな)ズタボロになったところで帰ろうか迷ったんだけど、ふと思い立ち久々にSchatzkisteさんにお邪魔してきました。メイドカフェ。

小さいビルの入り口から細くねじあがった階段を四階まで上ったところにある、小さい部屋がそのお店です。
レンガ敷きの床に黒い木の柱と梁、漆喰で塗られた白い壁。古くてやたら大きい戸棚や重そうなテーブルが置いてあり、ちょっとした異次元というか、ファンタジー的な非現実感を味わえます。
作り付けの棚には奇妙な本や不気味な絵本など変わった蔵書が並び、そのほかにTRPGのルールブックや多種多様のボードゲームが並べられたり重ねられたりして埋め尽くされています。
M:tGのカードこそ無いものの、自分にとってちょっと気味の悪いほど理想的な空間になってます。
他のお客さん達とTRPGやゲームについて話しができたり、ちょっと変わったPDAやガジェットを持ってる人が多かったりと、周囲の空気に埋没できてなかなか心地いい。

こちらのお店、後半年で閉店し新規開店となるようです。半年後どんなお店になるのかわからないけど、少なくとも今の場所は非電源系ゲームに興味がある方にはお勧めできると思います。

2008/09/09

宮部みゆき『ICO -霧の城-』

宮部みゆき著、『ICO -霧の城-』を読了。
同名のプレステ2用ゲームをノベライズした作品です。ちょっと調べてみると、どうもゲームのファンからはこの小説に対して厳しい評価があるようでした。というのも、ICOというゲームはかなり説明を省いた作りになっていて、ストーリーについてはプレイヤーの想像に任せている部分が大きい。自分なりのストーリーを思い描いていた人からすると、それとズレた部分が違和感になってしまうからみたいです。
僕はこのゲーム遊んだことが無かったので、純粋に小説として楽しめました。

主人公のイコは生まれながらに生贄とされることが決められていた少年。生贄として捧げられた“霧の城”で、鋼鉄の檻に閉じ込められた少女と出会ったイコが、少女と共に外の世界を求めるというストーリー。

導入部分では生贄として育てられたイコと彼の育ての親、友人が、理不尽な運命に苦しむ姿が丁寧に描かれています。独特な世界観や活き活きした少年たち、そこに重苦しく圧し掛かる呪い。物語りの世界に引き込まれました。
おそらくゲームそのものの再現であろう城の描写や冒険についてはちょっと読み難いなと思う部分もあったけれど、それでも少女の手を引きながら進んでいく緊張感が伝わってきます。
中盤からクライマックスにかけては少女の視点や無人の城の過去の姿が描かれ、少しづつ序盤に展開された謎を解き明かしていきます。

城の空気感というのかな、無人なのに松明が灯り、幽霊が徘徊する雰囲気が冒険の感覚を味わえてすごくいい。その雰囲気の中でも、主人公のイコが前向きで希望が持てるところも良かった。
ファンタジー好きならとてもお勧めできる作品だと思います。

2008/09/05

劇団ひとり『陰日向に咲く』

劇団ひとり氏著『陰日向に咲く』読了。
映画化される程話題になりましたね、これ。今は文庫本で出版されています。お盆に帰省してきた弟が電車の中で読んできたというのを貰ってしまいました。

なんだか『ホームレス中学生』のイメージが強かったせいか自伝だと思ってたけど違った。オムニバス形式の小説です。
色々な、ちょっとダメな人たちが主人公として登場してきます。それぞれの短編の主人公たちは、ほんの僅かな関連性をもって他の主人公たちと繋がっています。読んでると「あー、こいつはさっきのあの人なのね」って思い出すような作りになってるわけです。

全体に文章量が少なくて2時間もかからずに読めてしまうような感じだったけど、いろんな変な人を設定してその人の内面を形作っていくという作業がさすがにあの芸風で売っているだけあって上手いなあと感じました。
さくっと読めて楽しめます。お勧めです。

2008/09/04

佐久予選は13日

一個前の記事で間違えてました。13日の土曜日です。
なぜ19日になんて間違えたのやら。

Shards of Alala Orb of Insight

M:tG次期エクスパンション、『アラーラの断片』が10月中旬にリリースされます。
結構良い勢いで注文しちゃいました。

色々と新カードの噂が出始めていて個人的にはなかなか盛り上がってます。ELCさんのところで紹介されていた、「アラーラの断片のカードに使われている単語の数を調べるツール」をボチボチ弄って妄想を楽しんでいます。

個人的に気になるのはスペルカウンターです。
counter 15
counters 13
という検索結果なので、2枚はあると見ていいのかな。4マナの変な機能付きと更に重いレアカウンターとかいう組み合わせだったらやだな……スナッグに代わる何かが欲しいところです。

planeswalker 4
新プレインズウォーカーが4種類しかないということなのか、プレインズウォーカーに影響を与えるカードが4枚もあるということなのか……

plains 16
island 11
swamp 11
forest14
mountain 14
基本地形を持ってたらピッチになるカードとか、結構ありそう。

discard 15
ハンデスカードが3種類ぐらいかな。あと青のドロー&捨てが2種類ぐらいで、その他各色に捨てることをコストとするカードが2枚ぐらいずつ入ってくる……かも。スペルシェイパーとかいたりして。

あー、あれはどうだろう?
cat 3
3種類か…どうせ赤と緑と赤緑とかだろうけど。ああ、たまに白でライオンとかいるっけ。

19日に佐久で長野杯予選がありますね。レギュレーションはスタンダード……現環境最後になるだろうなあ。
これは参加したいところだ。

2008/09/01

漫画『デトロイト・メタル・シティ』

映画が公開されたのをきっかけに、とりあえず原作である漫画版を4巻まで読みました。
何人かから薦められてたから、やっと読めてよかった。

本当はオシャレなポップ歌手をめざす主人公の根岸が、カリスマメタルバンドのボーカルとして祭り上げられるというギャグ漫画。
悪魔と恐れられるクラウザーさんの正体が実は気弱な青年であるというギャップ、ほぼその1つのネタをあれこれのシチュエーションで盛り上げることにより笑わせてくれます。
バンドメンバー達が結構好き。ベースのジャギはズレっぷりがなんとなくマサルさんのマチャ彦っぽい。ドラムのカミュは妄想を演奏に叩きつけてすごい演奏をする上、普段はアニメTシャツをズボンに入れたオタクファッションをしているという素敵キャラ。

他にもなんだか妙にムカつくオシャレな人々や、やけにほのぼのした根岸の家族など面白いキャラがたくさん出てきます。一気に読んだら変な疲れ方をしたので(笑)暇つぶしにちょこちょこ読んで行くのがいいんじゃないかと思った。
映画版も面白そうだ。観に行きたいなー。