2009/08/26

『サマー・ウォーズ』

映画『サマー・ウォーズ』観てきました。とっても楽しいお話で大満足でした。

『OZ』というネットワークOSみたいなものが出てくるんだけど、これが夢があっていい。
mixiの日記部分がtwitterになったようなシステム+セカンドライフみたいな仮想空間+ポップなアバターという夢の組み合わせ。
しかもそれがアプリケーション層にそのまま乗っかっていて、まるでhttpの様に携帯やゲーム機からもアクセスできるという素晴らしい環境が舞台になっていました。
ああ、一応現実空間の方は上田市が舞台です。地元。新幹線がなんかリアルで笑った。

去年の冬コミだっけ?新幹線のシステムトラブルで何時間も遅れた事故があったけど、やっぱりシステムは大きくなればなるほどこわいなあ。『OZ』を仮に単純に規格化されたものであると考えるとすると、いくらセキュリティが高くても個別のサービスごとにさらにパスをかける仕組みが必要だったんじゃないかとか考えてしまいました。1パスでなんでもできるってのは普通に怖い仕様だ。

素因数分解系の暗号を超常的な能力で解読してしまうというネタは映画『マーキュリー・ライジング』にあったのを思い出しました。でも本作主人公のケンジ君は結構がんばって計算していて、絵的にすごく盛り上がるし好感が持てて非常によかったです。
登場人物はみんなとても魅力的ですごくよかったなあと思います。この辺はまたゆっくり書きたい。

また観に行きたいなあ。なんだか今年は大人になってからの劇場アニメデビューの年になってしまった。

2009/08/25

ドラクエ9


ドラクエ9、ぽつぽつと遊んでます。
これ結構楽しい。軽くプレイする程度でも2~3週間でクリアできてしまったんだけど、そこからが本番みたいな感じでやりこみ要素満載です。
コミケでゲットしてきた有名な宝の地図「まさゆきの地図」のおかげでメタルキングがウハウハです。
宝の地図はゲーム内でどんなにがんばっても好きなものを手に入れるのは至難の業という代物。すれちがい通信で手に入れなくてはならない。
ネットでこの地図の噂を見て、なんだか懐かしい感じがしました。…なぜだろう。

昔、ドラクエが大ヒットしたドラクエ3の時代、もちろんインターネットなんてものは無く、情報誌と口コミがゲーム攻略の情報源でした。
口コミっていうのはまぁ会話で広がるスピードであるので、情報のつたわりがゆっくりなわけです。
なにか隠しアイテムがあったとして、今はネットにアップしちゃえばその情報があっという間に広がってしまう。ところが、ネットが無かった当時はゆっくりとしかその情報が伝わらなかった。
インターネット以前の時代には「ゲームそのもの」の楽しみとは別に「ゲームの情報交換の楽しみ」というものがあった。今から10数年前までは。
逆を言えば、情報距離が0になってしまった時点で、“ゆっくりと手に入れる楽しみ”というのは無くなってしまったと言えると思う。

ところが最近、すれちがい通信という機能をもったゲームが出始めました。
これは「ゲームそのもの」では無いのだけれど、「情報交換の楽しみ」の再現なんだなあと思ったわけです。
PSPのディシディアFFも同じような感じで、先ずは自分のキャラ情報を送りあうというのが基本的な機能でした。これは「どこまで進んだ?」とか「こんなアイテムゲットしたよ!」という情報交換の楽しみの基本的な部分で、それに加えてディシディアならそのキャラと対戦したり、ドラクエならそのキャラが持ってきた地図をもらって、そのダンジョンにチャレンジすることができるといったオマケ付きなのです。

すれ違うにはすれ違える距離にいないといけないので、その広がりかたというのは伝染的というか口コミ的というか、とにかく結構いい感じにジワジワとしたスピードになっているわけです。
このスピード感が何となく懐かしい感じがする理由なのかなと思います。

もしかしたら僕のもっていった地図も、全然違うところにいる誰かが遊んでいるのかも。

2009/08/24

『Conflict!』を遊んでくれた方

コミケが終わって最初の週末が過ぎ、もしかしたらどなたかが『Conflict!』をネタにしてくれてるんじゃないか、と必死で検索してみたところ、ブログ発見しました。

紅の碧落
http://akaheki.blog50.fc2.com/?no=500

なんかすごくほめられていてうれしすぎる。
イマドキ流行っているゲームをいろいろ観察していると、やはり「じっくり遊ぶ」ものが目に付くし、じっくり遊ぶものはそのジワジワした進行の中に組み立てていく楽しさがあるんだとおもってます。ドミニオンとか、Race for the Galaxyとか。
ところがそういった流行に反して、Conflict!は割とあっさりと構成されていくゲームなので、狙い通りに楽しいと思ってもらえるのかな?というのが結構心配だったりしたわけです。
身内で遊んでいて「うぉー、暗殺者よけまくる」とか「偵察しないで突き進むぜ」とか思い思いに遊んでるとすごく楽しいんだけど、これが僕の知らない人たち、僕を知らない人たちの中でもこういう乗りで楽しめるものなのかな?と。
そんな心持ちのところでこういった形のプレイレポートを読めてよかったです。かなりほっとしました。
遊んでくれた方に感謝です。

『終末のフール』伊坂幸太郎

伊坂幸太郎氏著『終末のフール』読了。
僕の大好きな「世界滅亡モノ」ということで、本屋でジャケ買いしておいたものです。

あと8年で地球に小惑星が衝突する、と発表された5年後の世界。つまりあと3年で地球滅亡という状況で生きる人々のお話です。
地球滅亡の発表後、人々が逃げ場が無いのに逃げたり自棄になって殺人をおかしたり自殺したり、といった激しい混乱が起こったようなのですが、その時の描写は過去形で語られるのみ。
本編は落ち着いてきた(あきらめた?)といった小康状態の中で、さまざまな登場人物が他人との関わりを変えていく様子が描かれています。

残り時間が3年というのが絶妙な感覚だなー、と思いました。絶縁してしまった家族や、妊娠を知ったカップルなど、残り時間を考えると自分ならどうするだろうと非常に感情移入しやすいエピソードが多かった気がします。
あまり切迫感は無いのでハラハラしたり泣けたりという感じではないです。じわっと来る感じ。

かなり久々に本を読んだんだけど、とても読みやすかった。

2009/08/16

夏コミ、おつかれさま!


行ってきました、夏コミ!
今回も非電源系ゲームでサークル参加。2日目はそこそこ過ごしやすい気温で助かりました。
出展物はボードゲーム『Conflict!/コンフリクト Ver.2』です。
https://sites.google.com/site/bluescreenlaboratory/
冬に出展したものからのバージョンアップ版で、若干のルール修正とカード追加によるバランス修正を行いました。
カードの作成も印刷やさんにお願いし、美しい仕上がりになっています(いまさら宣伝みたいな文だ(笑))

おかげさまで『Ver.2』および『UpdatePack』あわせて48部、買っていただくことが出来ました。前回を大幅に上回る結果となりました。大変ありがとうございました!

今回は出だしから杉本さんが栗栖さんをたずねてきたり、女性のお客さんがやっぱり栗栖さんを訪ねてきたりと、ちょっとやっぱり本人が来れたらよかったなぁ、という場面がちらほら。
描いていただいたポスターがなかなか目を引き、隣の戦国なんちゃらという全く違うジャンルの方々もチラッと見ていくことが多かった気がします。

ああ、コミケに直接関係あるのか微妙なんだけど、ドラクエ9を持っていってかなりすれ違いました。いままで9人だったのが、帰りには130人とかになってました(笑)
がんばりすぎ。噂の地図もゲットしてました。

「Conflict!」は、いろんな偶然が重なって作ることができたゲームです。
一番大きかったのは私生活だろうか。暇になったのに友人のTRPG集会で人数が集まらず、3人しかいなかったりすると…何する?みたいな(笑)
やっぱりベタなファンタジーがすごく好きなんだけどMtGってファンタジー楽しむ感じじゃないし、なんかもうちょっとこう、簡単なのあったらいいなー、と。
この辺の文章はチラシに載せてあったので、買っていただいた中には似たような境遇の人もいたのかな?楽しく遊んでもらえたら嬉しいなと思います。

前回冬コミに参加できたのは大きかったし、今回こうして沢山の人に手にとってもらうことが出来るような流れになったのはすごく良かった。
またインスピレーションがあれば(あと時間があれば)何か作りたいなと思ってます。

次回、冬は諸般の事情により不参加です。また何かのイベントに出れたらいいんだけど、その後も今のところ未定です。

何はともあれ夏コミ、無事終わってよかったです。みなさまお疲れ様!ありがとうございました!