2008/06/30

長野杯2008 上田予選

MAGIC; The Gathering の大会に、最近ちょっと出始めました。
ちょっと前の話になるのですが、6月8日に開催されたPTQ Berlin長野予選に出場したのです。
ブロック構築ということで、カード資産が乏しい自分でもそれなりに遊べるかな?と思って、まあ気楽に行ってみた訳ですが、結果は2敗して棄権という非常にダメダメな状態でした。
最近は大会と言ってもプレリリースばかりに出ていて、プレリリースは最新カードを買ったと思えば元が取れるということですぐ棄権して食事して帰ってくるということが多かったのです。
なんか大会で勝てない。変な負け癖がついてるような気がする。全盛期はプレリでポイント稼ぎまくってたくらいなのに。

しかし8日の大会はなんだか久々に東京勢が参加している熱い場だったため、なんだか不甲斐ない結果が悔しかったのです。
ああ、ちなみにデッキはマーフォークでした。流行のデッキとかぜんぜん知らない状態で行ったらやっぱり勝てないよな。

もうちょっと勝てるだろう、リベンジだ!というわけで丁度地元である上田で行われた『長野杯2008 上田予選』に出場してきました。
今度はスタンダードです。他の人たちが使えるカードプールの、半分ぐらいの資産しかありませんがあまりそこにお金はかけられないので持ってるカードでがんばることにしました。

青黒コントロール
8 冠雪の島/Snow-Covered Island
4 冠雪の沼/Snow-Covered Swamp
2 地底の大河/Underground River
2 ロノムの口/Mouth of Ronom (CSP)
2 人里離れた谷間/Secluded Glen (LRW)
2 反射池/Reflecting Pool (SHM)
4 沈んだ廃墟/Sunken Ruins (SHM)

4 熟考漂い/Mulldrifter (LRW)
4 叫び大口/Shriekmaw (LRW)
3 誘惑蒔き/Sower of Temptation (LRW)
3 残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap (SHM)

1 不敬の命令/Profane Command (LRW)
4 思案/Ponder (LRW)
4 心霊破/Psionic Blast (TSB)
2 謎めいた命令/Cryptic Command (LRW)
3 使い魔の策略/Familiar's Ruse (LRW)
4 その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin (LRW)
4 霧への変化/Turn to Mist (SHM)

□ サイドボード
1 シミアの死霊/Shimian Specter (FUT)
4 呪文書の盗人/Grimoire Thief (MOR)
4 フェアリーの忌み者/Faerie Macabre (SHM)
3 困窮/Distress
1 突然の死/Sudden Death (TSP)
1 根絶/Extirpate (PLC)
1 呪文穿ち/Counterbore (SHM)

複数効果カードを集めただけのデッキです。終わってからリストを見るといろいろと反省点があります……欲張りすぎなんだよな、きっと。
サイドボードはプレリリースで引いたような数少ないスパイラルブロックのカードで色が合うやつが適当に入ってます(笑)

以下大会レポート。ちょっと記憶があいまいなので何回戦にどのデッキと当たったかというところの順番が前後しちゃってるかもしれません。

1回戦 緑黒エルフ
エルフデッキ強いですなあ。ガラクを必死に除去してたらいつのまにか負けてました。2戦目は2回マリガンして始めてそのまま対応出来ずに負け。
そんなに特別な引き運とかいらないんで、土地事故だけはおこらないで欲しい……。

2回戦 青白マーフォーク
1戦目、順調に展開するマーフォークを除去しきれず、騎士と王で駄目押しされてあっさり負ける。ああ、後がない。
今回もこれであっさり落とすのか……こりゃ本格的に弱くなったなあとか思いつつサイドボーディングはMistを1枚Sudden Deathと交換。
2戦目は安定して除去しつづけて勝ち。ひさびさに大会で勝った(笑)もう一個勝てば久々の勝ちポイントもらえる、とちょっとテンション上がってきました。
3戦目も、旗騎士の島渡りに苦しめられながらもなんとか勝利。これはうれしい。

3回戦 赤緑ぬいぐるみ
「ぬいぐるみ人形」という、受けたダメージを敵に移し変えるクリーチャーを出し、そいつを自分で痛めつけて対戦相手を倒すというイカしたデッキ。スタンド攻撃みたいで燃えます。
1戦目はぬいぐるみ人形を、めちゃくちゃいいタイミングで引いた『不敬の命令』で除去し、単発の火力をかわしながら削りきって勝ち。
サイドボーディングでは『シミアの死霊』『困窮』3枚、『根絶』『呪文穿ち』の6枚を入れて『心霊破』4枚『霧への変化』2枚をアウト。
2戦目、『困窮』で『ぬいぐるみ人形』を捨てさせるという快調なスタート……のはずが、『憤怒の天使アクローマ』が出てきてどうすることも出来ず6点で3回殴られる。
残り2ライフ。相手は20。あー、終わった…あきらめムードで引いてみたカードが『叫び大口』。まあ相手は火力もあるし、すぐ殺されるだろうなとおもいつつおっかなびっくりプレイしてたら勝ってました。
これは非常に熱い対戦でした。面白い。

4回戦 青白マーフォーク
こちらのマーフォークデッキは、結果1位だったようです。前に当たったマーフォークとの決定的な違いは『祖先の幻視』と『呪い捕らえ』が入っていること。
序盤についてしまうリソースの差は普通のウィニー相手であれば中盤まで耐えると取り返せるのですが、この2枚のおかげで耐え切ることがまったく出来なくなってしまいました。
1勝2敗で負け。ああ、スタンダードの大会出るなら『祖先の幻視』手に入れたほうがいいのだろうか……高そう。

5回戦 青黒フェアリー
8日の大会でボロ負けしてしまった、憎きフェアリーデッキ。
ディフェンシブな動きで手も多く、使ってみたいタイプのデッキです。実際自分で作ってみたりもしたんだけど、負けたデッキに安直に飛びつくのもバカみたいだし、前回の大会ではあまり好成績ではなかったようなので今回使うのは見送ったのでした。
今回は相手のデッキにどんなカードが入ってるか勉強済みで、対戦するのも2回目なので落ち着いて対処できました。
1戦目は地道にフェアリーを除去していって殴り勝ち。
2戦目は相手の2ターン、3ターン目に続けて『苦花』を置かれ、4~5ターンでさっくり殺されました。
3戦目、2ターン目に撃った『困窮』で相手の手札が『苦花』と『スプライト』×2。『苦花』を捨てさせるとあとは特に困ったことも無く勝ちました。

ここまでで3勝2敗の9ポイント。なんとか勝ち越せたというところでしょうか。
上位8名のトーナメントに出られるということになりました。これだけで結構満足なんだけど、出来たら一つでも勝ちたい。

で、対戦相手が発表されると……負けた方のマーフォークデッキ。
……2敗で終わりましたorz

久々に大会で、知らない人の知らないデッキと対戦して勝つ面白さを味わえたような気がします。
次は7月6日のブロック構築だ。がんばろう。

2008/06/20

TRPG『深淵』購入


TRPGルールブック『深淵』購入。
実は僕はTRPGのルールって全然持ってないのです。買ったことあるのは中高生の頃の、アドバンストファイティングファンタジー、トンネルズ&トロールズ、ナイトメアハンター、あとはいきなり飛んで数年前にアルシャード買ったくらい。で、全部どっか行った……昔のはどこに行ったかわからず。アルシャードは多分売った(笑)

TRPGって人がいないと遊べないわけなんだけど、遊ぶとなるとみんなルールブック買って持ってるんだよね。だから今まであまり買う必要が無かった。
あと、自作ルールで遊ぶのが仲間うちで流行ってたからね。

『深淵』は2~3回プレイヤーとして遊んだことがあります。(なんと全部篁さんがマスター(笑))
一番最近のプレイが、今回買った『第二版』が出た時です。あまりに楽しかったんで小説風のリプレイをちょっとだけ書いたりもしました。

その時、アマゾンのカートに入れて気が向いたら買おうと思ってたのですが、とうとう本当に気が向いて買ってしまいました。アマゾン怖い。指先一つでダウンですよホント。

『深淵』はとってもドラマチックなストーリーが楽しめてすごく良いルールだと思います。ペラペラめくって読んでても面白いんだけど、そのうちまた、プレイヤーでもマスターでもやって遊べたらいいな。

2008/06/11

ノートパソコンを電池で動かす

何でこんなことを思い立ったのか、自分でも思い出せない。
『乾電池でノートパソコンが動くようなバッテリーボックスがあったら、大きさによってはいざというとき便利なんじゃないの?』
と、ある日突然思い立ったわけです。

とりあえずは検索です。
おお、同じような考えを持った人がいる。
『ノートパソコンのバッテリとして、市販の単3型充電池を使いたい』

まあ皆さん一生懸命回答してるんですが、「電圧は10本ちょっとで足りるけど1時間で電池が終わる」とか、極端な人だと「単1型でも100本必要」とか書いてあります。適当すぎ(笑)
何となくだけど案外普通に動くんじゃないのかな、電池でも。これは余らせているエネループを活用するときが来たのではないか?!

飛べない豚はただの豚だ……という気分に浸ってみた。突然だけど。

そんなわけでエネループでノート動かしたら笑えるんじゃないかと思い立ちました。殆どただ電池を並べるだけだから、結構簡単お気楽な実験になりそうです。
とりあえず自分のVAIO U101の標準バッテリーをひっくり返して見てみると、11.1V/2200mAhと書いてありました。このバッテリーが新品だった頃は1~2時間は持った記憶がある。
エネループは1.2V/2000mAhだから10本直列にしたら12V/2000mAhとなる。標準バッテリーとおおよそ同じ性能になるわけで、そうすると多分90分ぐらい動いてくれることが期待できそうです。

しかし、標準バッテリーの代わりにカチッと底面に嵌るような物は簡単には作れないし、充電用の回路もどうなってるのかわからない。
というわけで、ACアダプターの代わりに16Vを供給する作りにしようと思います。

16Vとなると、エネループの1.2Vで割ると13.3個。なんか割り切れない。しかも電池というのは電圧がじわじわ下がっていく物なので、仮に14個直列につないだとしたら最初は20Vあっても最後は15Vぐらいなんてことになってしまう。

そんなことでは困るので、DC-DCコンバーターを買ってきた。
こやつはコイルとヒートシンク一体型で手間要らず。12Vで2Aまで流せて、出力電圧も設定可能。VAIO君は16Vで850mAぐらいしか喰わないのでこれ一個あれば充分ぽい。

 エネループを20本つなげて24V出す → コンバーターで16Vに落とす → VAIOにつなげる

という形にします。これなら20本つなげたところの電圧が30Vから始まって19Vにまで落ちても、コンバーターの出力はずっと16Vが一定で出続けます。
そんなわけでこいつを使って回路を作成。見本の回路図を見ながら部品を載せて行って半田付け。裏面は電気屋さんに見せたら笑われそうなので写真は載せません。
でっかいコンデンサ(丸いヤツ)があるとちょっと怖い。昔は良くこれを爆発させてたのです。ポン!とかいい音がして、ヤバげな液体が飛び散ります。

今回は特に失敗も無く爆発しませんでした。よかったよかった。
この回路の入力に、適当に高い電圧をくれてやりながら出力電圧を16Vに調整します。

そしてその16VをVAIOにつないでやると……無事動きました!
これでもう8割がた出来たようなモノです。

さて、次は今回の主役である『エネループ20本』を用意します。

ありえん(笑)
全部直列につなぐと1.2V×20本=24Vです。変な触り方したら感電しそうでちょっと怖い。
エネループは買った状態で充電されてるというのが親切ですねぇ。自然放電が少ないとのことで、買った状態で多少の放電状況の差はあるかもしれないけどどうせちょっとなので気にしないことにします。
もう、充電しなおしとかしないでこいつらをいきなり数珠繋ぎにしてやるぜ!!


うわあ(笑) ありえん(笑)

なんだかちょっとカッコいい気もしてくる。
まねする人は一応火事とかにならないように気をつけてね。あと感電とかも気をつけてください。
それから、どこか失敗してノートが壊れても僕は一切責任を負いませんのであしからず。
これをACアダプタの代わりに接続します。左の写真のような感じ。

一応何度かいろいろと確認実験をしてからつなげました。やっぱりノート壊れたら悲しいからね。

さて、あとはスイッチを入れるだけ。
……スイッチオン!


無事動きました!
試しに適当に動画再生させたりしながら動かしっぱなしにしてみたところ、2時間半ぐらい経ったところでパシッと消えました。
現状の回路だと電圧が下がるのが見た目でわからないので、本体にバッテリーをつないでおいて補助バッテリーとして使うような形にしないとまずそうです。
これ、マイコン乗せて電池切れ警告とか出せるようにしたら面白いなあ。

とりあえず今回の実験は以上です。なんかカッコいいケースに入れてあげれば結構実用的なんじゃないかという感想です。
見た目とか、もうちょっといい感じに仕上げたいな。

その2
その3
ノートPCに給電可能なモバイルバッテリー[AA] サンワダイレクト モバイルバッテリー 700-BTL017BK

2008/06/03

VAIO U101 RAMディスク

RAMディスク、PC98時代は結構使ってる人いたんじゃないでしょうか。もう10年以上前の、Windowsが無かったころの話だけど。

RAMディスクというのはパソコンのメモリ上に作る仮想ディスクドライブで、ハードディスクなどの物理ドライブと同じようにファイルを置くことができます。
ただし電源を切ったら中身が消える。シロウトにはおすすめできません。

「そんな消えるとこに保存するなんて意味無いじゃん」という話になるわけなんだけど、まあこれにも利点があるわけです。それはめちゃめちゃ速いということ。

どれだけ速いのか。実際にベンチマークとってみました。

左が16GコンパクトフラッシュをSSD化したもの。ホントはもっとスピード出るモノなんですが、U101ではこんなもんです。
で、右がRAMディスクです。桁が違う。15倍とか(笑)すごく速い!!……けど消えます。

消えてしまうところに何を保存すればいいのか。消えてもいいものを置けばいいのです。
Windowsアプリケーションは、色々とテンポラリファイルを作りながら動作しています。このテンポラリファイルというものはまあ作業中のメモみたいなもので、とっておく必要のない物です。
このメモを大事に読み書きするのをやめて、消えてもいい場所で殴り書きさせると作業も早くなるわけです。

要はテンポラリファイルの作成先をこのRAMディスクに指定してあげると、パソコンの動作がいくらか快適になるというわけ。

こちらのページで公開されているERAMというツールを使わせてもらってます。


ああ、大事に古いパソコンを使っているわけですが、そろそろAtom搭載機の情報が出てきてすごく気になってます。
engadgetの速報ではAtom搭載eeePCのラインナップが掲載されていました。
9インチモニタ版が6万円程度、10インチモニタ版が7万円程度になるようです。
9インチ版がすごく魅力的なのです。現行サイズのままSSDが12Gかあ。6万でU101を軽く超える性能のミニPC……物欲スイッチが入ってしまいそうです。
いや、とりあえずSonyが出すAtom搭載機を見てから考えよう。秋ぐらいまで様子を見よう。