2009/12/31

さして壮大ではない野望



昔からこういうモノを作りたいとはおもっていたんだけど、なかなか実行に移す機会は無かったわけです。
今回いろんな成り行きからVAIO U101のメイン基板(バッテリー周辺回路が故障)が手に入ったため、これをファミコンの筐体に入れることにしました。
U101はかなり小さいんだけど、ファミコン本体の基板はカセットの幅より狭いぐらいでかなり小さく、そのままではとても入りません。
100均で買ったハンディルーター、ニッパー、ヤスリを駆使してガリガリと削りまくってます。今日はUSBの口を作り、なんとかそれっぽい感じになりました。まだまだ完成までにはかかりそう。

2009/12/07

記事:うんざりする友達の自慢ランキング

まとめサイトより
『うんざりする友達の自慢ランキング』
http://news4vip.livedoor.biz/archives/51422613.html

『寝てない自慢』のイラストがジワジワきた。

個人的に上位に入りそうなもの
・携帯、デジカメの画素数自慢
 これは反応しようがなくて困る。最近はあんまりいないか。
・PCスペック自慢
 PC関連の話題そのものは大好きなんだけど、その中で苦手なパターンがこれ。
 CPUクロック、メモリ量、HDD量、グラボ型番などなど数字自慢は反応に困る。
・車ですごいスピード出した自慢
 どこからどこまで何時間で行った、とかいう話の展開がすごく苦手。
 多分ひきつった笑いを浮かべてるなあと自分で思いながらうなずいてる。


なんか好き勝手書いたけど、結局こういうのってお互いのスタンスによって自慢と取られるか面白い話と取られるか変わってくるんじゃあないだろうか。
自己アピールのために話すのか、話題の提供として話すのかで結果は大きく変わりそうだし、受け手の環境…無職の人に仕事が忙しいって話すとか…によっても変わってくるような気がします。

仕事が忙しくて愚痴ることはよくあるので、うんざりされないよう気をつけなきゃいけないなと思いました。

2009/12/06

映画『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』

タイトルの映画、みてきました。
原作(?)は2年ほど前の2chの書き込みで、まとめはこちら↓
http://www30.atwiki.jp/blackmatome/

幸いうちの職場は休みだけはとりやすく、ブラックとは言えない環境です。
しかしこのスレ、“プログラマ”という職業上、当時周囲で軽く流行りました。

残業前提のスケジュールを進行中なのに客先から入る仕様変更…とても感情移入しやすい、というかよくある事としてニヤニヤしながら読む感じだったわけです。

映画は元の雰囲気を壊さず、丁寧に作られていて楽しめました。
ぜんぜんドラマチックでなく、それどころかストーリーとしてはほんとにあっさりした映画なんだけど、仕事というもの、働くということについていろいろ自分に当てはめて考える事ができると思います。
あー、ITドカタ的な感じの人は彼氏彼女で見に行くと説明が省けていいかもしれないです。

2009/10/08

出張中

某大手シャッター会社さんに出張中。
2泊してまだ帰れる見込み無し……今日も終わらないっぽい。
まったく泊まりの用意してこなかったから正直きつい。デバッグ作業も7インチのミニノートではなかなか厳しいものがある。
しかし「一度帰らせて」って会社にSOSを出したら「お客が怒ってるから根性みせるためにそのままやってこい」と。
まあ腹をくくってやるしかないな。
台風がなんだか大変なことになってますねぇ。何事も無く過ぎてくれればいいんだけど。

2009/09/29

エコポイント

ひと月ほど前、エアコン購入時のエコポイントをどう使おうかと親から相談を受けた。
結婚式とかでもらうカタログギフトみたいにポイントで交換できる物がリストアップされてたんだけど、やっぱりここは無難に商品券にしようということで落ち着いた。
ポイントを電子マネーに変換すればすぐ使えるんだけど、親はedyもnanacoも持ってないからなぁ、これが一番いいよ、と勧めたのだ。

と、そんなことはすっかり忘れていた日曜、友人たちとたまたま家電購入の話になったんだけど、そこでなぜか「エコポイントはまだ交換できないんだよ」という話になってしまった。
まぁ実際商品券が僕の手元にあるわけではないので、僕自身がエコポイントの恩恵をうけたわけではないし、友人たちも対象商品を買ったり申請したりしたわけではない。
だから本当のところはわからないんだけど、対象商品のリストを見て調べていた時、ポイントを申請してそれを交換するシステムは一通り出来上がっているようにみえた。

友人たちは僕を騙そうとしていたわけではなく(と信じたい)、ただ単純に「エコポイントはいまだに機能してない」という情報を“どこからか”得てそれを信じていたんだと思う。
“どこからか”というのは単純にテレビメディアなんだろう。テレビは「交換する商品によっては手元に届くのが遅くなる」なんていうぼんやりした内容ではなく、その制度のうまくいっていない部分をとりあげて報道していたんじゃあないだろうか。

注目するポイントを絞ったり、特定の情報を黙っていたりすることは、直接嘘をつくのとは違うかもしれない。でも視聴者は見せられた情報で足りない穴を無意識に補完してしまうのだ。
僕も親がエアコンを買わず、そんなテレビ番組をみていたらエコポイントはだめだなぁ、と言っていたんだろうと思う。
人は簡単に操作されたり騙されたりする。そうじゃなかったら手品とか推理モノなんかは成り立たない、楽しめないわけなんだけど。

たまに不信感があったりするけど「正確な報道をしろ!」みたいなきれい事は言わないです。面白可笑しいニュースじゃないとそもそも見てもらえないだろうしね。
ただいろんな立場の人に情報を発信してもらいたい。ネット社会でそういうところは恵まれてきてるはずなんだけど。

2009/08/26

『サマー・ウォーズ』

映画『サマー・ウォーズ』観てきました。とっても楽しいお話で大満足でした。

『OZ』というネットワークOSみたいなものが出てくるんだけど、これが夢があっていい。
mixiの日記部分がtwitterになったようなシステム+セカンドライフみたいな仮想空間+ポップなアバターという夢の組み合わせ。
しかもそれがアプリケーション層にそのまま乗っかっていて、まるでhttpの様に携帯やゲーム機からもアクセスできるという素晴らしい環境が舞台になっていました。
ああ、一応現実空間の方は上田市が舞台です。地元。新幹線がなんかリアルで笑った。

去年の冬コミだっけ?新幹線のシステムトラブルで何時間も遅れた事故があったけど、やっぱりシステムは大きくなればなるほどこわいなあ。『OZ』を仮に単純に規格化されたものであると考えるとすると、いくらセキュリティが高くても個別のサービスごとにさらにパスをかける仕組みが必要だったんじゃないかとか考えてしまいました。1パスでなんでもできるってのは普通に怖い仕様だ。

素因数分解系の暗号を超常的な能力で解読してしまうというネタは映画『マーキュリー・ライジング』にあったのを思い出しました。でも本作主人公のケンジ君は結構がんばって計算していて、絵的にすごく盛り上がるし好感が持てて非常によかったです。
登場人物はみんなとても魅力的ですごくよかったなあと思います。この辺はまたゆっくり書きたい。

また観に行きたいなあ。なんだか今年は大人になってからの劇場アニメデビューの年になってしまった。

2009/08/25

ドラクエ9


ドラクエ9、ぽつぽつと遊んでます。
これ結構楽しい。軽くプレイする程度でも2~3週間でクリアできてしまったんだけど、そこからが本番みたいな感じでやりこみ要素満載です。
コミケでゲットしてきた有名な宝の地図「まさゆきの地図」のおかげでメタルキングがウハウハです。
宝の地図はゲーム内でどんなにがんばっても好きなものを手に入れるのは至難の業という代物。すれちがい通信で手に入れなくてはならない。
ネットでこの地図の噂を見て、なんだか懐かしい感じがしました。…なぜだろう。

昔、ドラクエが大ヒットしたドラクエ3の時代、もちろんインターネットなんてものは無く、情報誌と口コミがゲーム攻略の情報源でした。
口コミっていうのはまぁ会話で広がるスピードであるので、情報のつたわりがゆっくりなわけです。
なにか隠しアイテムがあったとして、今はネットにアップしちゃえばその情報があっという間に広がってしまう。ところが、ネットが無かった当時はゆっくりとしかその情報が伝わらなかった。
インターネット以前の時代には「ゲームそのもの」の楽しみとは別に「ゲームの情報交換の楽しみ」というものがあった。今から10数年前までは。
逆を言えば、情報距離が0になってしまった時点で、“ゆっくりと手に入れる楽しみ”というのは無くなってしまったと言えると思う。

ところが最近、すれちがい通信という機能をもったゲームが出始めました。
これは「ゲームそのもの」では無いのだけれど、「情報交換の楽しみ」の再現なんだなあと思ったわけです。
PSPのディシディアFFも同じような感じで、先ずは自分のキャラ情報を送りあうというのが基本的な機能でした。これは「どこまで進んだ?」とか「こんなアイテムゲットしたよ!」という情報交換の楽しみの基本的な部分で、それに加えてディシディアならそのキャラと対戦したり、ドラクエならそのキャラが持ってきた地図をもらって、そのダンジョンにチャレンジすることができるといったオマケ付きなのです。

すれ違うにはすれ違える距離にいないといけないので、その広がりかたというのは伝染的というか口コミ的というか、とにかく結構いい感じにジワジワとしたスピードになっているわけです。
このスピード感が何となく懐かしい感じがする理由なのかなと思います。

もしかしたら僕のもっていった地図も、全然違うところにいる誰かが遊んでいるのかも。

2009/08/24

『Conflict!』を遊んでくれた方

コミケが終わって最初の週末が過ぎ、もしかしたらどなたかが『Conflict!』をネタにしてくれてるんじゃないか、と必死で検索してみたところ、ブログ発見しました。

紅の碧落
http://akaheki.blog50.fc2.com/?no=500

なんかすごくほめられていてうれしすぎる。
イマドキ流行っているゲームをいろいろ観察していると、やはり「じっくり遊ぶ」ものが目に付くし、じっくり遊ぶものはそのジワジワした進行の中に組み立てていく楽しさがあるんだとおもってます。ドミニオンとか、Race for the Galaxyとか。
ところがそういった流行に反して、Conflict!は割とあっさりと構成されていくゲームなので、狙い通りに楽しいと思ってもらえるのかな?というのが結構心配だったりしたわけです。
身内で遊んでいて「うぉー、暗殺者よけまくる」とか「偵察しないで突き進むぜ」とか思い思いに遊んでるとすごく楽しいんだけど、これが僕の知らない人たち、僕を知らない人たちの中でもこういう乗りで楽しめるものなのかな?と。
そんな心持ちのところでこういった形のプレイレポートを読めてよかったです。かなりほっとしました。
遊んでくれた方に感謝です。

『終末のフール』伊坂幸太郎

伊坂幸太郎氏著『終末のフール』読了。
僕の大好きな「世界滅亡モノ」ということで、本屋でジャケ買いしておいたものです。

あと8年で地球に小惑星が衝突する、と発表された5年後の世界。つまりあと3年で地球滅亡という状況で生きる人々のお話です。
地球滅亡の発表後、人々が逃げ場が無いのに逃げたり自棄になって殺人をおかしたり自殺したり、といった激しい混乱が起こったようなのですが、その時の描写は過去形で語られるのみ。
本編は落ち着いてきた(あきらめた?)といった小康状態の中で、さまざまな登場人物が他人との関わりを変えていく様子が描かれています。

残り時間が3年というのが絶妙な感覚だなー、と思いました。絶縁してしまった家族や、妊娠を知ったカップルなど、残り時間を考えると自分ならどうするだろうと非常に感情移入しやすいエピソードが多かった気がします。
あまり切迫感は無いのでハラハラしたり泣けたりという感じではないです。じわっと来る感じ。

かなり久々に本を読んだんだけど、とても読みやすかった。

2009/08/16

夏コミ、おつかれさま!


行ってきました、夏コミ!
今回も非電源系ゲームでサークル参加。2日目はそこそこ過ごしやすい気温で助かりました。
出展物はボードゲーム『Conflict!/コンフリクト Ver.2』です。
https://sites.google.com/site/bluescreenlaboratory/
冬に出展したものからのバージョンアップ版で、若干のルール修正とカード追加によるバランス修正を行いました。
カードの作成も印刷やさんにお願いし、美しい仕上がりになっています(いまさら宣伝みたいな文だ(笑))

おかげさまで『Ver.2』および『UpdatePack』あわせて48部、買っていただくことが出来ました。前回を大幅に上回る結果となりました。大変ありがとうございました!

今回は出だしから杉本さんが栗栖さんをたずねてきたり、女性のお客さんがやっぱり栗栖さんを訪ねてきたりと、ちょっとやっぱり本人が来れたらよかったなぁ、という場面がちらほら。
描いていただいたポスターがなかなか目を引き、隣の戦国なんちゃらという全く違うジャンルの方々もチラッと見ていくことが多かった気がします。

ああ、コミケに直接関係あるのか微妙なんだけど、ドラクエ9を持っていってかなりすれ違いました。いままで9人だったのが、帰りには130人とかになってました(笑)
がんばりすぎ。噂の地図もゲットしてました。

「Conflict!」は、いろんな偶然が重なって作ることができたゲームです。
一番大きかったのは私生活だろうか。暇になったのに友人のTRPG集会で人数が集まらず、3人しかいなかったりすると…何する?みたいな(笑)
やっぱりベタなファンタジーがすごく好きなんだけどMtGってファンタジー楽しむ感じじゃないし、なんかもうちょっとこう、簡単なのあったらいいなー、と。
この辺の文章はチラシに載せてあったので、買っていただいた中には似たような境遇の人もいたのかな?楽しく遊んでもらえたら嬉しいなと思います。

前回冬コミに参加できたのは大きかったし、今回こうして沢山の人に手にとってもらうことが出来るような流れになったのはすごく良かった。
またインスピレーションがあれば(あと時間があれば)何か作りたいなと思ってます。

次回、冬は諸般の事情により不参加です。また何かのイベントに出れたらいいんだけど、その後も今のところ未定です。

何はともあれ夏コミ、無事終わってよかったです。みなさまお疲れ様!ありがとうございました!

2009/04/27

カーナビ設置

前の車では簡易CDナビを使ってました。
後輩のY沢君がなにかの懸賞で当てたのを格安で譲ってもらったのでした。車と連動してなくてもGPSだけでなかなかの精度で、何度もこれに助けられたのですが今の車になってからはなんとなく面倒で取り付けてなかった。

ところがナビというアイテムを思い出させる出来事が。
先々週、会社の飲み会があったときイトカツ氏に会場まで送ってもらったのです。
そのとき彼の車に設置されていたのが某深夜通販番組などでおなじみの「ミニゴリラ」。手のひらサイズ、置くだけでナビとして使える優れものです。
GPSとFMトランスミッターが内蔵されているので配線も電源だけ。SDカードにMP3を入れておけば音声案内と一緒にカーステも楽しめるのです。ああ、久々に物欲が刺激される……

すごくいいなーと思ったんだけど、古いとは言え一応動く物を持ってるのに似たようなのを買ってしまうのはちょっといけないなと思い、CDナビを引っ張り出してきて付けてみようと試みました。
しかしこれが結構大きいんだ。散々車の中でゴソゴソと設置場所を探した挙句、ダメだということがわかった。
普通車ならどこかしら置く場所はあるんだろうけど、今乗ってるムーブカスタム君では床からアーム生やすとかしないとダメっぽい。でもああいうの結構高い上その辺に売ってないから、通販で取り寄せて届いたものが微妙だったら切ないことになる。

もっと小さければ……。
あー、そういえばPSP用のGPSユニット、買ったまま1、2度出張のときとかに持って行っただけで放置してあったんだ。もったいない。
PSPなら小さくて、適当に貼り付けてやれば大丈夫そうだ。


そんなわけでPSP専用のナビソフト『MAPLUS2』を試してみることにしました。

車への取り付けはiPodを取り付けるために使っていたがっちりしたホルダーを流用し、iPodにはもっと簡単なホルダーを買いました。
画面が見える場所に置くと必然的にフロントガラス側になり、アンテナの感度も良いみたいです。とりつけた状態で適当にドライブしてみました。

結果、予想以上に快適であることがわかりました。
普通の道を走っていても以前のCDナビには無かった、『看板表示』や『車線案内』がレスポンス良く表示されます。高速に乗ったらレーンの案内がすごくわかりやすい。
もうこれ普通のナビです。少なくとも以前使ってたモノよりは確実に上なんじゃないかと。まぁ最新のお高いモノなんかと比べたらオモチャなのかもしれないけど、使った感じこれ以上の機能は必要ないなー、と思います。
タッチパネル無いけど指でドラッグする代わりにアナログスティックでぐりぐり動かせるし、地点登録なんかは家でゴロゴロしながらできるしなんでこれもっとはやく引っ張り出さなかったんだろう。
もってて良かったPSP(笑)

これね、ひとつ惜しい点は音声案内をPSP本体スピーカで聞かなきゃいけないって言うこと。
他に音を出さないならヘッドホン出力をFMトランスミッタで飛ばせばいいんだけど、BGM用にiPodを使っててそれをすでにFMで聞いてしまっているのです。
7月に出るMAPLUS3はナビ中にメモリスティックに保存してあるMP3を再生する機能が付くらしいのですが、音楽はやっぱりiPodに入れてそっちに再生させたいじゃないですか。
こうなってくると2個入力できて割り込みで切り替えが出来るようなトランスミッターが欲しくなってきます。軽く検索してみたんだけどそんな製品は無い模様。これは新たな工作のネタが出来たのかな。

2009/04/17

アニメ版『ぼくらの』

フルセットで借りることができたのでまとめて観ました。アニメ版『ぼくらの』。
原作はもう10巻まで出てるようだけど読んだのはまだ8巻まで。気になってwikipediaとか見そうになるけど全部ネタばれしてるっぽいので行っちゃいけません。
ネタばれ注意と言えばamazonのレビューなんかも結構危険ですね。

アニメ版、途中までは原作とほとんど同じストーリー運びです。後半からはどんどん謎解きになっていくんだけど、最後まで観た感じとしてはきれいにまとめたな、という印象でした。
面白かったけど、「もっと何かある」という雰囲気。そういう意味では原作を読む楽しみを奪っておらず良いなと思います。

怪獣というかロボというか、あのでっかいのが動いて戦うのは楽しいね。あー、アニメをちゃんと見たのギアス以来だ。たまにはいいもんだ。

2009/04/16

VAIO U101 改造続報

色々と改造してきたVAIO君、前回無線カードの跡地にハブを置くということをやりました。
結果、「無線LAN」「Bluetoothドングル」「内蔵MicroSD」「外部ポート1個」という構成になってます。詳細は過去の記事を見てください。

僕の場合、会社では「無線LAN」と「Bluetoothドングル」を使わないので、元から付いている無線LANのオン・オフスイッチに連動してこの2つをオン・オフできればいいなーと前から思ってました。
某S○NY様のお仕事がそろそろ落ち着きつつある中、この改造に取り掛かります。

1.USBの挿抜について
USBデバイスを切り離す時、電源だけ切って他をつなぎっぱなしという状態で問題ないのか?というところがポイント。
全部切らないといけないって話になるとかなり面倒なことになってしまうからです。

余計な部品が色々乗ってますがつかってるのは左端の一部分だけ。

とりあえずUSBの4本をいったんブレッドボードに入れて、そこからコネクタにつなぎなおすだけの実験回路を作成しました。
こいつにUSBメモリをつなげておき、パソコンに挿した状態で5Vラインだけを繋いだり離したりしてみます。『ペポ』『ベボン』とおなじみの音が出て認識したり切れたりしました。特に問題なさそうだ。
あとはデバイスマネージャを見ながらこの回路をハブの下にぶら下げてみたり、この回路下にハブをぶら下げたりしつついろんなデバイスで実験して動作確認しました。
おおよそバスパワーのデバイスであれば、電源だけ切れば抜いたことになるようです。セルフパワーだと当然ながらこの方法では切れません。
今回スイッチ化しようとしている2つのデバイスについてはこの方法で問題ないため、電源だけオンオフ作戦で行くことにしました。

2.スイッチ
U101液晶右側についてるスライドスイッチを動かすと、純正無線LANカードがささっていたコネクタの電源に来ている3.3Vがオン・オフします。これを使って、USBの5Vをオン・オフすればよいわけです。
秋月の通販ページを眺めたりしてたところ、なおぽんさんが「いい部品あるよ」とのこと。


で、なんだかんだ話をしてるうちに部品をもらうどころか実用サイズで動くところまで作ってもらっちゃいました。相変わらず器用だなぁ。
小さいです。何も考えずに埋め込めそうだ。

3.実装
今ある回路のハブから無線LANとBluetoothドングルの電源を切り離します。
スイッチ回路の電源入力側にハブからの電源を接続し、出力側に上記デバイスの電源を繋げます。
あとはスイッチ入力に3.3Vの信号線を入れてあげれば完成。


これでスイッチ化を終了。オフにしても内蔵のMicroSDと左側の外部ポートは動いてます。
ハブの発熱を考えるとハブそのものをオフにするスイッチを、裏蓋に作りつけるようにしてもいいかもしれないなーと思った。

この機種はバックライトの寿命はどのくらいなんだろう。ここまでやったら長生きしてほしいもんです。

2009/03/30

ライラの冒険 琥珀の望遠鏡

ライラの冒険シリーズ3部作の最終部、『琥珀の望遠鏡』上下巻を読了しました。

いくつかの平行世界と、それを繋ぐアイテム-『黄金の羅針盤』『神秘の短剣』『琥珀の望遠鏡』-それぞれの力と謎が読み進むにつれ明らかになっていきます。
町の子供が行方不明になるという事件から始まったストーリーは、複数の世界に住む人類達の、魂や死のあり方をめぐる壮大な戦いへと繋がっていきます。

ライラとウィルのキャラクター性は1部2部で十分に語られていますが、それらは変わらず魅力的でした。
他のキャラクター達もそれぞれ健在です(死んでたりもするけど)。ライラの母親であり強力な敵役として描かれているコールター夫人が、丁寧に表現されていてとても良いです。2部、3部と映像化されるのが非常に楽しみ。

これまでも熊やら魔女やら変わった種族が出てきてましたが、「天使」や「小人」、さらにはもっと不思議な生き物も登場してきます。
ヘリコプターと飛空挺が同時に現れたり、魔法科学っぽい最強兵器「意思機」などなど非常にときめくファンタジー要素が満載です。
戦闘シーンはかなり激しいので映像化が少々心配ではありますが、早く映画の続編が見たい。

全編を通して、翻訳の文章がすばらしかったです。多分元の文章も美しいのだろうけれど。

久々に本を読む余裕が生まれてきたので、また積んである本を崩しにかかっていきたいと思います。

2009/03/10

DOMINION / ドミニオン

月1で開催されている身内ゲーム集会「よりあいどころ」。
前回はRace for the Garaxyで遊び非常に充実した集会だったわけです。

今回はこれに触発され買ってあったカードゲーム『DOMINION/ドミニオン』を持ち込みました。
このゲーム、簡単に言うと『デッキを作るゲーム』です。

各プレイヤーは最初、銅貨が7枚と他3枚、合計10枚だけの小さいデッキを持ちます。
自分のターンに手札から貨幣のカードを使って、カード売り場にあるカードを購入することが出来ます。
購入したカードは自分の捨て山に送られます。山札が無くなったら捨て山を切りなおして新しい山札とするため、ここで購入したカードが入った新しいデッキ構成になっていると言う仕組み。

購入できるカードには「行動を増やす」「3枚ドロー」「お金を増やす」などなどさまざまなものがあり、うまく購入すると凄まじいコンボが発動したりします。

カード売り場のカードが3種類売り切れたらゲーム終了となり、デッキに入っているポイントカードのポイント合計で勝敗が決まります。
ポイントカードも購入するのですがこれはゲーム中に引いても役に立たないものであるため、早く買ってしまうとデッキが弱くなってしまいます。しかし買うのが遅すぎると先行してポイント取得した人に追いつけないというジレンマが生まれます。

デッキ枚数は初期状態で10枚、終盤でも20枚ちょっとでした。毎回全て手札を処分し、5枚ドローして次のターンを迎えます。つまりデッキ内のカードは3~4ターンで1回必ず引くことになります。
感覚としては「引き運」が生まれるコンボデッキを作るより、1枚1枚のカードが強いグッドスタッフなデッキが強いのかなと感じました。ただし、スーパーコンボが発動した時は本当に面白い。MoMAみたいになります。

1日中遊んでたけどこれは楽しい。合宿したいくらいだ。是非また遊びましょう。

2009/03/08

存在証明

ブログとかたまに、とんでもないところでプッツリと更新が途絶えてそれっきりになっていて心配になるパターンを見ますね。
僕は一応生きてます。VAIO君もバリバリ稼動してます。猫も必要以上に元気です。

さて、某S○NYさんのお仕事がずーっとヤバイ状態です。年末が山場だと思ってたら1月を過ぎ2月を過ぎ……気がつけば2月なんてブログ更新してない(;´д⊂)
なんか昔、松○さんのお仕事をしてた時よりきついかも。正直入社以来最大のブラック状態になってるんじゃないだろうか。
寝る直前とかにちょっと思い出して怖くなることがある……会社の別の事業所の人が、若いのに突然死したとかいう話。朝起きたら冷たくなってたとか(笑…えねぇ)

存在確認メールに一定期間反応しないと本人が死んだものとして遺言をアップしたりウェブ上の不要なデータを消去したりとかいうサービスを作ったら結構需要があるんじゃあないだろうか。デスノートでLがやってたみたいな。
そんなサービス、もうあるのかな。
ホントはパソコンの中のデータなんかも消せたらいいんだろうけどそこまではなかなかむずかしいだろうなぁ。

仕事で追い詰められると、精神的に病んでしまう人も結構いるみたい。僕の職場ではここ何年かで2~3人いたかな。どうも自分はそういった部分は強いみたいで、客先から直接怒られるようなことがあったり、上司からプレッシャーかけられたりしても平気っぽいです。
いや、なにか言われてもヘラヘラしてるわけじゃなくて、へこんだり逆切れしたりと大変なんだけど。

今やってる仕事でなにが大変かって言うと、Windowsのプログラムがめんどくさすぎるというところに尽きますな。XPとかMobileとかで違うし、.NETとかMFCとか標準APIとかもういろいろありすぎでしょう。
おんなじ様なものを作りまくるのはやめてくれ。何か一つ作るのに提示されている道が多すぎる。しかも殆どの道が行き止まりになってるから、正解を探すのにやたらと時間がかかってしまう。

そんでもね、目的の物が出来るとテンションあがるんだ。今日なんてだ~れもいない職場で「やったー!」とか叫んでましたよ(笑)エイドリアーン!みたいな(笑)
まだ先は長そうだけど、なんとなく明かりが見えてきた気がする。

今までいろいろとプログラム書いてきました。ボツ企画もあったけど、製品に組み込まれたコードは日本中、世界中に売られていって今も動いてる。
今作っているものも、何百台かに増殖して世の中のどこかに紛れ込むはず。早いとこそうなるように、あと僕もまた別のプログラムにとりかかれるようにがんばろう。

2009/02/02

VAIO U101 SSD(?)追加

前回VAIO U101にBluetoothと高速無線LANを内蔵したわけですが、使ったUSBハブにはもう1ポート空きがありました。
せっかくだから何かつけちゃおうってことでバッファローコクヨサプライから出ている超小型MicroSDカードリーダー/ライターに目をつけました。
これは小さい。カードの入れ方とかすごくアイディア商品だなーと思います。

そんでまあ、樹脂部分をバキバキに分解し、USB端子部分をいい感じに露出させて半田付けしたらこんな感じになりました。

ついでに線材もUSB用のやつに付け替え。MicroSDがチラッと見えてます。今挿してあるのは6Gというなんだか中途半端な容量ですが、この見えてる部分をちょっと押し上げてやると抜けるので交換は非常に簡単です。
そのうち16Gあたりを買ってきて乗せてあげればいいなー。32Gが出れば最高なんだけど。


ああ、手前左のスリットから光が漏れてなんかチカチカまぶしかったので、それぞれの基盤に乗っていたチップLEDを全部外しちゃいました。光ってるのがかっこいいという意見もあったんだけどね。
まあそのうちアクセスランプあたりに信号を流し込んであげればいいかなーと。

あと裏蓋加工してon/offスイッチ付けたい気がする。

とりあえず今回はこの辺で工作はおしまい。

小型MicroSDカードリーダー/ライター、普通に使うためにもう1個買いました。ちっさくて便利だ。

2009/01/24

VAIO U101 無線LAN 11n化

久々に2chのU101スレを見ていたら、無線LANをとりかえるネタでもりあがっていた。
出来る、と知ってしまうと猛烈にやりたくなってしまい、パーツをかき集めてしまいました。早速取り掛かります。

■いるもの
・VAIO U101
こいつを改造です。
ネットブックとか言って小さくて5~6万で買える小さいノートパソコンがやたらと流行ってますが、なんだかんだ言ってもこいつのガジェット感を超える、グッと来る製品がなかなか出てこない。
いいのがでたら乗り換えよう、って思いつつも重宝して使ってます。
右に置いてある箱は以前作ったエネループ電源BOX。

・小型USB 高速無線LAN
planexから出ている超小型USB無線LAN子機。
VAIO U101に搭載されてる11Mbpsに比べ、こいつは最大150Mbpsというハイスピード。4、5年で世の中進歩してますね。

・小型USB Bluetoothドングル
今回使ったのはプリンストン製のもの。
邪魔にならずにBluetoothを拡張できるモジュールです。
発売された当初、「これはすげー!」って買ったけど結局マウスにしか使ってないなあ。101にはUSBポートが2つしかなくて、これを挿しっぱなしにしてしまうと残りが一つになってしまうというのも少々つかいにくかった点。
小さいくて内蔵するの簡単そうなんでこいつもついでに混ぜ込みます。

・USBハブ
これはバッファロー製です。そこそこ小さくて、セルフパワー&バスパワー両対応のものを選んで買ってきました。
その他、配線用の線とか半田とかいろいろ必要です。


■設計
高速LANとBluetoothマウスを使いたい時、
 ┌パソコン───┐
 │     USBポート→ハブ→LANアダプタ
 └───────┘   └→Bluetoothドングル
と、こんな風にいろいろつなげなければならないわけです。せっかく小さいパソコンなのに面倒な感じになる。これを、内蔵してしまうことにする。低速LANのモジュール、結構大きいものが入っているのでこれを取り除き、そのスペースに新しい部品を配置しよう。
 ┌パソコン────────────┐
 │ ┌── USBポート  ┌→ USBコネクタ→外部へ
  │  ↓┌───────┘          │
  │  ハブ→LANアダプタ       │
 │    └→Bluetoothドングル      │
 └────────────────┘

■実装
緑の基盤が、11Mbpsの無線LANモジュール。MiniPCIなんだけど特殊コネクタで接続されているため実質交換不可能な難物でした。
でもこいつには世話になった。こんなアクロバティックな作りこみをしてまで101を作った人たちに感謝です。

まあ、それをスパッと取り除くわけですが。奥にUSBが見えてます。これだけのスペースがあればいろいろ置ける。

2ちゃんのスレでは3ポートハブを使って、無線モジュールとBluetoothモジュールをばらさないまま内蔵している写真が上がっていました。
しかし勢いで買って来てケースをこじ開けた上記USBハブの基板が中途半端に大きかったので、今回僕は全てケースを開けて直接半田付けすることにしました。

101の基板についているUSBコネクタは、写真で見た状態で上から3つをカットし、手前に持ち上げます。
一番下の端子はGNDなのでカットせず線を繋ぎハブの基板のGNDと接続します。
ハブの電源はUSBのパワースイッチICのIN端子から取りました。こうすることにより電流制限をハブ側に任せることが出来ます。


拡張基板はハブの基板に各基板を半田付けして作りました。USBが繋がるとおりに接続すればOKなので簡単です。
ハブ、無線LAN、Bluetoothはそれぞれ写真のような大きさ。左側の基盤はそれぞれの中身を取り出してくっつけたものです。


あとは101から取り出した電源、GND、信号線2本をハブのアップストリームへ接続し動作確認。
それからハブの空きポート一つから101の外部向けコネクタに電源、信号線を接続してあげれば完成です。



上の写真は完成一歩手前。この状態からあと3本 (真ん中のポートから持ち上げた足へ)配線して完成しました。


■まとめ

Bluetoothが素の状態でつかえるのは便利。無線LANは…54Mのアクセスポイントしか持ってないのでフルパワーは試せないけどまあ調子いい感じ。
外部に引きずり出したポートも、1.8インチバスパワーの外付けHDDが動いてるのでまぁ困ることはないかなーという雰囲気。ただ電池の持ちは悪くなるだろうなあ、これ。

本体との接続は一回はずしてもうちょっときれいにやり直したい。スペースあるので電源スイッチとかコネクタとか仕込めたらいいなーと思ってます。
あともう1ポート余ってるから何か突っ込もうかな…小さいUSBメモリとか。SSD化した時のHDDの空きスペースもあるので、一回全部バラせばもっといろいろ出来そうな気がします。

久々に楽しい工作ができました。

2009/01/17

Race for the Galaxy

今日は月一のゲーム会「よりあいどころ上田」でした。
参加者は僕とほっぴーさん、くおんらいとさん、篁さんの4人。
コミケの報告などをしつつ、篁さんの持ってきたゲーム「Race for the Galaxy」で遊んできました。

レースフォーザギャラクシー。競争ですが走るわけでは無く、勢力の発展を競う感じのゲームです。これ、メチャメチャ面白かった!

開発カードと惑星カードをコストを払って置いていき、置いたカードが得点になったり、置いたカードからさらに得点が発生したりします。
得点は単純に「このカードは2点」というものから「緑のカード1枚につき2点」、「ある条件で1点追加」などなど、様々です。

基本ルールがシンプルでカードに機能が盛り込まれているところや、カードの機能に傾向があって相乗効果を狙うとどんどんその方向に強くなっていくところなど、M:tGを遊んでいる感覚にかなり近いのかなと思いました。
1つの山から全員が引くのでデッキ構築という概念は無いんだけど、場の展開によって手札のうち「必要なカード」と「コストとして使うカード」が変わってくるため、各人が別の戦略で戦うことになるわけです。

3~4人用って感じだったので4人で遊べたのもすごくラッキーだったと思う。

他人の場に手を出せないあたりはちょっともどかしいかも。フェーズを選択するルールは他人の選択を読んで利用できる感覚があって楽しかったです。
ちょっと古いスタートレックみたいな雰囲気のカード絵はかなりときめきました。

久々にゲームで遊んで大満足でした。さて、M:tGはどうするのか。同人ゲームイベントは?夏の有明マンガ祭りはどうするのか!?

2009/01/12

近況

某大手さんの仕事が差し迫り、非常にバタバタしています。
会社は給与支払いを抑えるために、残業規制をかけていて定時間には殆どの人が居なくなるのですが、僕1人残って仕事している状態。非常に寂しい。

そんな中、7日に母方の祖母が他界しました。
84歳で、もうだいぶわけがわからなくなってました。年末に顔見に行った時ももうずっと眠り込んでしまっている状態で、時間の問題と聞いてました。
そんな感じだったので知らせを聞いた時、「大往生で本人は満足いく人生だったんじゃないかな」とかなり冷静に受け止めました。

なんとか1日半休みをとり、お通夜と葬式に行ってきました。
危ない、といわれている時は心配するしかないんだけど、亡くなってしまうと急にいろいろ思い出して切なくなります。弔辞や従姉妹の挨拶もみんな泣いていて、たくさんの人に慕われていたんだなということを実感しました。
やさしいおばあちゃんで、すごく世話になったのに社会人になってからはあまり会いに行かなかったのを後悔したりします。
かけてくれた言葉を思い出してこみ上げてくるものがあります。本当にやさしい人だった。見えなくなっていた目も、今は見えるようになって楽しくやっていることを祈ります。


そんなわけで席を開けていた金曜日、取引先から怒涛のメール攻撃が来ていました。やむなく土日出勤してひたすらコーディング&デバッグ。
まだいくつか書かなきゃいけないコードや潰す必要のあるバグが残ってますが、この仕事はなんとかすっきり終わらせたいところ。
もうちょっとなんで元気だしてがんばろうと思います。