2012/11/28

ゲームマーケット 2012

ちょっと日が経ってしまったんだけど、11月18日に行って来たゲームマーケットの話。

10時半頃に会場に着くタイミングで行ったんだけど、予想以上に人が多くてまだすこし並んでました。会場直後は列のために1フロア使ってたらしい。ボードゲームを遊ぶ人が以前より増えているなというのを実感します。
考えてみれば以前来たときはまだドミニオンが無かった世界なわけで、やはりあのゲームが出てきたことは大きかった。

有名どころの輸入ショップ、国内ゲームメーカー、同人メーカーなどがブースを出しているほか、フリープレイスペースとフリーマーケットスペースがありました。まさかフリーマーケットで一番たくさん買い物する事になるとは……。

各ショップではデモプレイスペースを作ってゲームを教えつつ売り込んでおり、空きがあれば誰でも遊べるようになってました。遊ぶとスタンプがもらえ、スタンプを集めるとくじ引きができるというおまけつき。

すごく気に入ったのが『マンカラ』という二人対戦ゲーム。
アフリカなどで古くから遊ばれているゲームとのことで、詳しくはWikipediaへ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%A9

準備:すべての皿に3つずつ石を置く。
ルール1:ひとつの皿から石をすべて掴みあげ、次以降の皿へひとつずつ置いていく
ルール2:置いていった石の最後のひとつがポケットに入ったらもう1手番行える。そうでなければ手番交代。

駆け引きが半端なく面白い。ボードが綺麗でしっかりと作られた物だったから余計楽しく感じたのかもしれません。
http://shop.recreation.jp/RECommend.php?id=117
検索したら発見。↑このデラックス版で遊ばせてもらえました。
しかし、お高いのでボードの購入は断念。ここのお店には申し訳ないけど、百均の皿とM:tGのトークンで遊べるなー、と。
iPadアプリでも見かけていて、気になっていたものなので実際に遊べてすごくよかったです。


ホビージャパンのドット絵作成ゲーム『ピックス』もなかなか楽しかった。
お絵かきゲームは自分では持っていないものの2,3度遊んだ経験があるんだけど、基本的な画力が勝敗に直結したり、筆圧の特徴で誰が描いたかを特定されやすかったりと、面白いんだけどなかなか納得のいくルールだと思えないことがありました。
で、このピックス、磁石でできたドットをボードに貼り付けてお題の絵を作ります。もちろん絵心やセンスは重要だけど、使用ドット数が少ないと有利だったりするあたり、なかなか「ゲームルール」然としたルールですっきりしてます。



ちなみにこのときは6人で対戦しましたが、同行した篁氏があっと驚く表現力を発揮して1位、1ポイント差で僕が2位でした。2ターン目のお題の『鉄塔』が途中でタイムアップしてしまい棒人間のようになってしまったのが敗因だった(笑)


映画と同時に発売される『ホビットの冒険』の先行デモプレイにも参加できました。
ルールは単純なトリックテイキングなんだけど、参加者各人が『ガンダルフ』等々のキャラクターロールを割り当てられ、光対闇の軍勢で戦うという内容です。
正直トリックテイクは不得意で、これも苦手かなと思ったんだけどスタートしたとたんにこれは楽しいぞとなりました。堂々とコンビ打ちするルールなので味方の切り札を見ながらチームの勝利を狙っていきます。
光3人対闇2人のゲームで自分は闇の下っ端。2ラウンド立て続けに光のキャラクターを葬り勝利しました。少ないほうに手札を2枚多く配って初期手札を選ばせるあのバランスルール、バランス悪いんじゃないかと少し心配になったくらいでした。
適度な軽さで雰囲気が良く、楽しめるゲームだと思います。



くじ引きでボードゲームバッグとやらが当たってラッキーだった。でかい箱物をいくつか買ってしまっていたので本気で助かりました。
さて、自分のゲームコレクション、そんなに多いわけじゃないんだけどさすがに置き場に困るかもしれない。そろそろなんとかしなければ。

2012/11/01

機能の飽和

パナソニックが今期7650億円の赤字というニュース。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121031-00000084-mai-bus_all

シャープも2500億の赤字。ただしソニーは今期黒字になりそうだし、東芝は見込みよりは低いもののプラス。日立製作所は見込みより大幅増、ということで日本全体がひどく落ち込んでいるわけではないようだ。

しかし最近はもしかすると“人が必要とするもの”が飽和しつつあるのかな、と考えてしまうことがある。

10年ほど前までは、パソコンで音を再生するためにサウンドカードなるものを拡張バスに差し込んでいた。これは音声向けに規格化されたAD/DAコンバータである。
最初の頃は16bit44.1kHzのCDレベルを実現するために20センチもあるような大きな基板で、何万もするものだった。(しかも音はあまり良くなかった)
しかしこれがあっという間にどんどん音質がよくなった。DAの性能が上がって、処理速度が人間の耳の分解能を超えてしまった。
こうなると、よっぽど耳がいい人や再生環境がいい人を除く、世の中の大半の人にとっては“サウンドカードの機能”はこれ以上進化する必要の無い状態になる。つまり機能が飽和してしまったのだ。
 その後サウンドカードは小さく、安くなっていって、今ではチップセットに取り込まれてしまった。現在では特別な理由が無ければ音の再生のためにハードウェアを追加購入する必要は無い。

映像の分野では、最近はFullHDから4Kなんていう話になってきている。一般的なテレビのサイズからドットピッチを考えると、もしかしたら4Kというのは必要なのかも知れない。ただ、その先は必ずしも必要ではないかもしれない。何故かと言うと某網膜ディスプレイでは実際、ドットが目で確認できないサイズになっているからだ。ディスプレイというものが人間が目で見て使うものである以上、ここで高精細化の機能はやはり飽和してしまっている。


機能に伸び代があれば、どこまで伸ばすかという部分で勝負できる。実際日本のメーカーは品質と先進性で勝負し、優秀な成績を収めてきた。しかし現在、いままでの概念で人間が必要なモノについては、真面目さや努力で差をつけるような伸び代が無くなってきてしまっているのではないだろうか。

最近は洗剤の量をスマホで設定できる洗濯機とか、空気洗浄機が付属したコピー機とか、一般消費者の視点だとニーズからズレてるのではと感じてしまうような製品が散見されるわけだけど、こういうのは蛇足であって他を引き離す『伸び』では無い。
機能が飽和してしまったら、後は小さく安く簡単に…という方向へ進むしかないのでは、としか自分としては想像できない。

特に現在は『安い』という価値が重視される傾向にあるように思える。そして、安くものを作ることについては日本は不利な立場にある。
いろいろな電化製品の機能が飽和していく中、日本の企業にどういう道が残されているのだろう。

自分は製造業に身をおいているので、このまま安い海外製品に押されてどんどん小さくなっていったり身売りしたり、というような話ばかりになっては寂しいなと思う。しかしこれからは、いままでみたいにひとつの家電の登場でドラスティックに生活が変わるというようなことは考えにくい。となると製造業は少しずつ縮小していき、日本の主軸はもう少し別のほう(これは良くわからないけれど、ソフトウェアとかエネルギーとか?)に移っていくのかなと考えたりもする。

まあとにかく、大きい企業で赤字とかリストラとか聞こえてくるのは怖いものです。もっと世の中景気良くなればいいなと。

2012/09/04

4人アグリコラ会

篁氏が時間に空きがあるとのつぶやきをしていたので急遽連絡してみた。
ほっぴー氏とせっきー氏とも予定があったので無事ゲーム会を開催。

まずは自宅にて『ハートオブクラウン~北限の魔女~』を3人で対戦しました。
このゲーム、ドミニオンと大きく違うところは、自分のターンで購入できるカードが限定されるところです。購入するカードを選ぶことによる影響がプレイヤー間で大きいところはいいんだけど、デッキのシャッフルとは別のランダム要素になってしまう。
面白いんだけど個人的にはとても勝率が低いゲームであります。
今回は擁立争いで僕だけ脱落、ほっぴー氏1位、 篁氏2位でした。

その後マクドナルドへ行き、周りの家族連れのお子様が「仮面ライダー!」とか奇声をあげる中、新しい仮面ライダーの感想などを話し合いながら昼食。

それからせっきー氏宅へ移動し『アグリコラ』を4人対戦。
篁氏が初見だったのでインスト交じりでの1ゲームでした。
まだ3~4ゲームしかしてないんだけど、やっぱりこれは面白い。木を切って柵を作って家畜を飼うとか、畑を耕して種をまいて収穫してパンを焼くとか、やたらいろいろとめんどくさいんだけどそれが楽しい。
おおよそこうしたい、と計画しても手順の関係であっさり崩されたりする。でもそうなったらなったで限定された手のなかでどう動くか考えるのがまた面白いのです。

今回の成績は上から 37 - 34 - 31 - 30点で、自分は2位の34点でした。惜しかった!

アグリコラは面白すぎて欲しくなる。でもせっかくなら別のを買ってみてもいいかなーと思ったりもする。早くiPad版出てくれないかなー。

2012/08/20

ゲーム会

定例のゲーム会へ行ってきました。
まずは久々の『スモールワールド』をプレイ。自分とほっぴー氏、せっきー氏、みのたろう氏、E氏の5人対戦になりました。スモールワールド5人マップは去年の日本選手権以来だ。
まずは基本セットのみ。その後『Realem/王国』を使ってみました。
やはりこのゲーム、通常ボードでもなかなか面白い。人数が多いと誰が勝っているか、どこを攻めてどこから攻められる可能性があるか、カツカツ感を楽しめます。
1戦めは『航海する』『トリトン』をうまく活用したみのたろう氏がダントツの勝利。自分は3位でした。
8ターンまでで攻撃しあう状況で90点超えるのは難しい。

2戦めは『王国』のシナリオ『MY PRECIOUS (WORLD)!』をプレイ。写真のマップで、水のエリアはUndergroundの川と同じルール(1ユニット配置で移動可能、占領不可)で運用します。
これ、ゲームが始まってしまえばとても面白くて最終的には満足だったんだけど、セットアップは正直かなり面倒でした。
6角形のタイルは辺にうねりがついているのでお互いがうまくかみ合ってばらけにくいようになっています。これはすごくいい。カタンにもこれを採用してほしいな。
このゲームでは『野営する』『アマゾネス』を大きく広げた後に『ドラゴン使いの』『ラットマン』でアマゾネスを守るように広げる作戦が旨くいき、ギリギリのところでトップ。

後半は田中さんが合流しました。なんか後で考えてみたら『王国』は6人対戦対応だったんだよね。6人でできるゲームが増えた。

6人になったところで、7wondersをプレイ。拡張セット『指導者たち』を使用しました。
今回は2ゲームしてなんとトップ2回。自分の行きたい方向にうまくドラフトがマッチしてなんだか強かった。1回目は緑、2回目は青で染めて、面白いように組み立てられた。
いつもいまいち勝ち方がわからんなーと思ってたんだけど、少しは戦略が見えるようになってきたのか、はたまた運なのか。実際人数多いと運の割合増えるからなぁ。

今回は大人数でじっくりとゲームができてとてもよかったです。スモールワールド久々で楽しかった。
参加のみなさまおつかれさまでした。夕飯がてらボドゲの情報交換などして解散。iOS版ドミニオンの公式アプリ、待ち遠しいね。

2012/07/17

3連休前半

金曜日、トトロを見終わったあたりで友人から連絡がありカラオケへ。
明け方3時過ぎまでカラオケ屋にいました。ほぼ2年ぶりで歌とかもう昔の記憶を探りながら歌うという感じです。まあ雑談やら近況報告やらできてよかった。というかそもそも遊びに誘われることがなかなかないのでありがたかったなと。

土曜、昼前になんとか起きた。
2年前、アパートに引っ越してくるときに実家にあった棕櫚竹(シュロチク)を株分けしてもらってきたのだが、これが最近かなり大きくなってきてしまったのでさらに株分けしてみようと考えた。
写真左が株分け前。もらってきた当初からある2本の木の他に新しく2本生えてきて、いい具合に葉っぱが広がっている。ちょっと鉢が狭そうなのだ。
写真右は2本ずつに分けて植えなおした図。ちょっと長いのと短いののバランスが悪い気もするけど、まあまあいい感じに移植できたのではないかと思う。

しかしこれ、結構強引に分けたから枯れずに根付いてくれるかどうかが少々心配だ。一月ほど様子を見て、大丈夫そうなら片方を嫁さんの実家にもらってもらう予定になっている。

それからこの日はNASの接続場所を変えた。 今までNAS上の動画をテレビで見るときは無線経由だったんだけど、画質のいいソースになると転送速度が遅くていろいろ不都合が多かったのでこれはやはりテレビのある部屋に引っ越したほうがいいと考えていたのだ。

配線とネットワーク設定のやり直しはちょっとまとまった時間がないとできないので伸ばし伸ばしになっていたのだけれど、この機会に一気に片付けることができた。

そのほか、細かい物を修理したり工具箱の中を整理したりして一日過ごした。シリコン粘土の『sugru』がちょっとしたところに便利だったりする。


日曜はゲーム会。
主催のゆーじさんが残念ながら出席できず、自分を含めて今回は3人。
最初のゲームは『Ticket to ride』。
おそらくこのゲーム、モノポリーほどには有名ではないけど探せばおもちゃ屋さんにも置いてありそうなくらいメジャーなものです。自分はiPad版でしか遊んだことがなくボードでは初プレイ。
アメリカの地図に路線の下地が書き込まれたパネルを使い、自分の路線で目的地を繋いでいくという内容で、『○○と××を繋げ、これができたら△点』というミッションカードを達成すると得点できるというしくみになってます。皆自分の路線をいち早く引きたい・・・んだけど、目的地が衝突したりしていてなかなか大変。
今回は自分は6つものミッションカードをクリアしたんだけど、それぞれの点数が低すぎて2位止まりでした。
iPad版での対コンピュータ戦もいいけどやはり対人戦は面白い。
ちなみにiPad版は1台で複数人対戦したり、一人1台使って対戦したり、ネット対戦したりといろいろモードが用意されてます。

次はドミニオンクローンの『ハートオブクラウン』
なんだかんだで10戦以上は遊んでいたりする定番ゲーム。
そこそこ勝っていたはずなのに終盤すごく変な手を打ってしまい、ほっぴーさんにもっていかれてしまった。

それから、お待ちかねの『アグリコラ』を通常ルールでプレイ。

序盤ではあわや食料不足といった場面もあったんだけど、タイミング良く機織りを設置し羊を捕獲できたところからどんどん牧場が充実し、巨大な羊牧場が完成しました。確か40後半の得点で1位。このゲームは自分としては最近一番のヒットです。楽しい。

ここで会場をS氏宅へ移してゲーム会2部へ突入。
まずは『タケノコ』。

昨年日本語化されてちょっと話題になっていたゲーム。
だんだん広がっていく地図の上で、庭師を動かすと竹が伸び、パンダを動かすと竹をパンダが食べる、というなんだか奇妙なプレイ感のゲーム。
駆け引きがなかなか面白く、続けて2戦遊びました。もっと別の戦略があるのでは?と考えずにいられない、なかなか良いゲームだと思う。

ドミニオンクローンの『大商人』をはさんで、『Dxit』を初プレイ。
配られたカードから1枚選びそのイメージを語るという、まったく計算や戦略とかけはなれたゲーム。表現力とセンスが問われる。自分はこれ、最下位でした(笑)

その後軽いゲームを2つほど遊んで解散。 充実した一日でした。
 
とりあえず日曜までの日記でした。

2012/07/01

K氏宅にてゲーム会

ボードゲーム会に呼んでいただいたので行ってきました。
参加人数は4人。一日みっちり遊べて良かった。

『呪いのミイラ』
まずは軽いものからということでこのゲーム。迷宮を舞台に冒険者が財宝を集めるという内容。
ダイスを使って盤面を移動する双六タイプのゲームですが一人はミイラ役で、このプレイヤーは冒険者をとらえることを目的にゲームを進めます。
コマが磁石になっており、冒険者側の位置がわからない状態でミイラプレイヤーが手を進める構造が面白い。

1時間ほどでミイラの勝利で終了。1回遊んだ感じでは冒険者の勝利条件厳しいなーという印象。勝てるのかまた試してみたい。

『EVO:進化の掟』
恐竜の種を進化させ、繁栄を競うゲーム。熱に耐えるための「放熱器官」や空を飛ぶ羽根など、能力を「競り」で取得して環境の変化や生存競争に立ち向かうといった内容でした。
「ツノ」をもっているだけで戦闘で圧倒できたり、繁殖能力が高いと戦闘で負けても結果的にはポイントで上回れたりとゲームの動きはなかなか面白い。
総ターン数10ちょっとで1ターンの最高得点が8点。これがわかってればもう少し勝ち方を考えられただろうか。
2時間ちょっとかかったかな?1位が76点、自分が65点で3位。差が付きにくいので競りでいかに節約するかがポイントだった。

『グリモワール』
1ページずつ使える魔法が増える魔法の書から毎ターンページを選び、財宝カードとキャラクターカードを集めるという内容。去年くらいに買って何度か遊んだものをひっぱり出してきました。
4人だと防御や逆転が思わぬタイミングで来てなかなかスリリングです。
1時間程度で終了。完全に戦略ミスでこれも3位だったかな。

『サムライ』
クニツィアのゲーム。日本各地に配置された仏像・兜・田んぼのコマを取り合うという内容。
タイルを手番ごとに配置していくだけなんだけど、計算と駆け引きが最高に緊張感が味わえます。楽しかった。
これも1時間程度で終了。田んぼと仏像2種類に絞った戦略が当たって勝利できました。

『藪の中』
とてもシンプルなコンポーネントの、推理ゲーム。単純に考えると8枚のカードのうち4枚のカードを見て、見えなかった1枚のカードを推理する。自分の情報だけでは推理しきれないので、他プレイヤーの推理も判断材料にしないといけないんだけどなかなか難しい。
30分程度の軽いゲームでした。一人脱落で終了。


呼んでいただき、Kさんありがとうございました。参加された皆様お疲れ様。『サムライ』は早速iPad版をダウンロードしました。

2012/06/10

今日のゲーム会は5人参加

今月も『よりあいどころ上田』へ行ってきました。
最初に遊んだのが、今回初参加していただいたSさん持参のアグリコラ。
このゲーム、まずちょっとお値段が張るのとプレイ時間が重いらしいという前情報から遊ぶ機会が無かった物です。
そこそこ手間のかかるセットアップと、全くの初心者3人を相手にしたインストをひきうけてくれたSさんありがとうございました。手製のルールサマリがあったりして素晴らしかった。

ゲームのストーリーとしては、大草原に引っ越してきた夫婦が畑を耕し家畜を飼い、家族を増やして大きな農場を作るといったもの。
今まで遊んできたゲームの中では「テラフォーマー」がほぼ同じルールだったイメージ。テラフォーマーは全体の選択肢が10+手元の数か所、全6ターンという構成であるのに対し、アグリコラは選択肢が17(かな?)から始まって最終的には30ほどにまで増え、全14ターンというボリューム。手元のボードや手札にも気を配る要素があります。
これはとにかく、ちゃんと教えてもらいながら遊ぶ、という体験ができて良かった。
おそらく自分で買っても初心者3人でスタートするには相当の気合がいるし、間違いまくりそう。基本的には「実行したいアクションを選ぶ」だけなんだけど、細かい部分のルールが多いため全体を把握してる人から説明してもらうのはやっぱり手っ取り早いですね。
写真はゲームが終盤にさしかったところ。まだみんな空き地だらけですね。序盤はじっくりと進みますが、中盤以降はめまぐるしく状況が変わっていきます。
畑を耕して麦を撒き、それを収穫して広げた畑に撒き、余った麦でパンを焼き、また畑を広げ…といった感じで自分はいつの間にか麦畑作戦になってましたがなかなか楽しかった。
しっかりと3時間ほどかかって終了。重いなりの楽しみがある。購入を考えようかな。


お昼休みを挟んで、3人で『SEVEN DRAGON』をプレイ。
カードを絵で繋いでいくパーティーゲーム的な内容でした。10~20分程度。
なんか初期の遊戯王に出てきそうな雰囲気。大判のカードで絵の使い方が面白い。
写真撮り忘れました。


その後『サンファン』を4人対戦。


結構行けてると思ってたんだけどそこそこな成績でした。安いの建てすぎた。


それから人数が増えたので、『世界の七不思議』をリーダーセット追加して5人対戦。
なんか奥の方に黄色をものすごい勢いで並べてる人と青をやたら並べてる人がいますが(笑)、その二人が同点勝利でした。
自分はエフェソスで3位だったんだけど、無難にお金が入ってくるのに甘んじて出費に甘かったのがちょっと良くなかったなー。
 重いのから軽いのまでめいっぱい遊べて、今回はほんとに充実したゲーム会でした。

2012/06/06

『よりあいどころ上田』で遊んだボードゲーム

ゲームサークル『よりあいどころ上田』で遊んだボードゲーム。
ここ数年で、それなりに色々ひっぱり出してきているのでちょっとまとめてみたい。
まずは僕が所持しているものから。

  • カタンの開拓者たち
最近はプレイ回数自体少なくなってるけど、自分としてはとても評価が高いゲーム。
少しずつ資源が増え、道を伸ばし開拓し…といった進行が楽しい。ルールも簡単で、ボードゲーム初心者とも安心して遊べる良作です。
プレイ人数は3~4人。3人だと衝突も少なく、まったり遊べます。4人だと陣取りの要素が強くなります。

  • カルカソンヌ
買いっぱなしでずっと寝かせてあって、最近になってやっと遊び始めました。
タイルを引いて、つながるように置く。置いたタイルにコマを置ける。手番はこれだけ。
正直ルールを読んだ段階では単純すぎて全く面白さがわからなかったです。
しかしこれが面白い。あーだこーだ言いながらどんどん盤面が広がっていくのを見ているだけでも楽しめるくらい。
プレイ人数は2~5人。早ければ30分程度で1ゲーム終わります。「引いて置く」だけなので人数ではあまりプレイ時間は変わらないかも。拡張セットを使って全体の枚数が増えればその分時間がかかることになるでしょう。

  • ドミニオン
説明不要のデッキ構築ゲームの元祖です。僕個人が所有しているのは最初のセットのドイツ語版。
デッキ構築ゲームは組み立てていく感覚が非常に楽しいです。基本ルールは1アクションと1購入がプレイできるだけ、と単純だけど各カードに個別の情報が盛り込まれているため難しいゲームといえます。この、カードの組み合わせと枚数、購入タイミングなどなど考える要素が満載でプレイ感は良いです。
プレイ人数は2~4人。プレイ時間は1人あたり10~20分といったところでしょうか。ゲームの準備にもちょっと時間がかかります。


今日はこの辺で。また追記します。


  • 世界の七不思議
  • スモールワールド、スモールワールドアンダーグラウンド
  • サンファン

2012/05/13

ゲーム会

毎月開催されているゲーム会、よりあいどころ上田へ行ってきました。
今日の参加者数は4人。カルカソンヌと7wondersを遊んできました。

カルカソンヌは南フランスの町の名前。画像検索とかするとゲームと実際の町の写真が入り混じって表示されます。町の写真にはおおよそ、城壁に囲まれた町と美しい草原が写っています。
ゲームのカルカソンヌは、地形の描かれたタイルを繋げて地図のような盤面を作りながら、その所有権を取りながらポイントを重ねるという内容。
とても簡単で、盤面が広がっていく様子も楽しくファミリーにもおすすめできるゲームだと思います。最初は草原ルールなしとかでもいいと思う。2人から5人まで、ストレスなく遊べるところもいい。
今日はちょっとプレイが堅実すぎて、負けないんだけど勝てもしないという感じだったかなあ。iPadでも遊べるんだけど、やっぱり対人戦の方が数段楽しい。

7wondersは初めて「指導者たち」を使ってみました。
通常ゲームに加えて、1回多くドラフトする感じでそんなに難しくなるわけでもなく、自分としてはなかなか好きな形にまとまってるなと思いました。
しかしこのゲーム勝てない(笑)基本的に人数多い時に遊ぶからトップとるのが難しいってのはわかるんだけど、どうも戦略を一貫できなかったりするような気がする。
来たカードに振り回されるというか、まあそういうゲームなんでしかたないんだけど。
やはり4人ゲームはバランスがいいと感じた。ランダム加減とドラフト要素の割合が丁度いい気がする。

お疲れ様でした。またよろしくお願いします。

2012/04/11

抜歯

先週の木曜日、左下の親不知を抜く手術を受けてきました。
わざわざ「手術」になってしまったのは問題の歯が外から見えない完全に埋まっている状態で、しかも喉側から口の方へと水平に生えている(?)からです。
これを抜くには、切ったり骨を削ったりしたうえで歯を分割しながら取り除くといった作業が必要になるということで、ちょっとした手術になってしまうわけです。昨年は右下の歯を同様の手術で抜いており、親不知は最後の一つ。
午前中に入院手続きをすると、手術は午後4時からになりますとのこと。
病院のベッドまわりにはコンセントがたくさんあるんだけどほとんどが機材用で使用禁止。使っていいのはテレビのところについているコンセント一つなんだけど、これは有料のテレビカードを挿さないと使えない。
今回は1泊であることがわかっていたので携帯の充電は外部バッテリーで賄おうと決めてました。当然テレビカードは買わず、もっていった本を読んで時間を待ちます。

12時には昼食が運ばれてきました。鳥のクリーム煮などとてもおいしい料理だったんだけど、「半分だけ食べてください」とのことで泣く泣く全部半分ずつ。
食後も本を読んで待っていると「予定が入れ替わりになったので3時から始めます」ということで、2時過ぎから点滴が始まりました。
時間になったら点滴をガラガラひっぱりながら歩いて口腔外科へ。普通の歯医者にあるような椅子が置いてあります。

心電図用の電極をつけ、指先に脈拍モニタをつけ、腕には血圧計が取り付けられました。ピコン…ピコン…というモニタ音が鳴り始め、いかにも手術っぽい雰囲気。ちょっと緊張してドキッとするとピコ…ピコンというように連動して音が乱れます。これを聞くと余計緊張する。

準備が整うといよいよ眠くなる薬が投入されます。これ自体は麻酔ではなくて、単にぼーっとするようになるだけのもの。
あとはもううっすらとした記憶しかない…なんどか血圧計が動いて腕が締め付けられた感覚があったのと、なんとなくガーッと言う音がしてたくらいかな。抜いた歯をもらったんだけど、6分割されてました。抜いたというよりはもう切り刻んで取り出したみたいな感じ。

そろそろ一週間になるというところですが、なんかまだ痛いときがある。もうちょっとでよくなるかな。
年度末であちこち病院行って、ひととおりメンテナンスが終わったかなーという感じ。よかったよかった。

2012/04/01

映画『ヒューゴの不思議な発明』

映画『ヒューゴの不思議な発明』鑑賞。

“映画”そのものがテーマとなっている、とても良い映画でした。個人的には映画史に残るような記念的な作品と言ってもおかしくないと思う。僕の下手な感想文など読むより、実際に観ることをおすすめしたいです。

巨大な駅でひとり、構内あちこちにある時計の螺子を巻いて暮らす少年ヒューゴ。
泥棒で食いつなぎながら父親の形見である機械人形を修理することを日課としていたが、あるとき部品を盗んでいたおもちゃ屋の主人に見咎められる。

3Dで観るフランスの街並み、複雑な構造の時計台の中を走り抜ける演出は非常に美しいです。
時計仕掛けのおもちゃや機械人形、それを愛するヒューゴや彼の父親がとても身近に感じるのは自分が工作好きだからなのか、観客みながそう感じるのか。
ヒューゴがネズミのオモチャを修理するシーンでなぜか目頭が熱くなったりしました。

昔の映画製作を回想する場面も感動的でした。物を作るということ、エンターテイメントを作るということについて考え直させられます。
僕が今まで携わってきたもの、それが世の中に出た後、きちんと役に立っているのか打ち捨てられているのかな、などと思ってみたり。
僕はこうして“ものづくり”についてのメッセージを多く受け取ったけれど、他にもいろいろな要素がちりばめられており、ファミリー向けとしてもとても良い映画です。

2012/03/25

ゲーム会

昨年お邪魔した地方のゲーム会へほっぴー氏とともに再びお邪魔しました。

到着した時間が昼休みに入っていたため、空き時間にいる人達でまずは『Conflict!』を遊んでみました。
久々に遊んでみた感想。やはりこれはボードゲームというよりはTRPGに近いめんどくささがある。
元々「TRPGプレイヤー向けゲーム」を目指して作ったから仕方ないんだけど、状況に応じてとれる行動が変わる部分が、ボードゲームとして見たときちょっと面倒なルールだったかなと思った。
でもまあこの面倒なところが面白いところだとも思っているんで、これはこれでいいんだと思う。

みなさん帰ってきたところで人数8人。一旦「ニムト」を全員でプレイしました。
人数が多いと予測不能な動きをするゲームですが、計算と読みが奇跡的にかみ合い、取らされたカードが1ポイントのカードたったの1枚で勝利。爽快でした。

その後、4人卓を2つ作りました。自分は『電力会社:最初の火花』に参加。
普段はあまりこういった、重そうなボドゲは遊ばない…というかまわりで持っている人もいないので恐る恐るスタート。
ゲームの内容は、マップ上に駒を配置し、カードと陣地の組み合わせで食料を得て、いちはやく陣地を広げるといったもの。
このゲーム、手番中のランダム要素が全く無いため、全パターンを計算したうえで手を決めるってことができてしまうんですよね。結果、散々待ってトイレに行って帰ってきてもまだ何も動いてない、みたいなことが何度かあったのが少々しんどかった。
まあ、あくまで勝ちに執着してプレイするというのは良いことですけど。
盤面のとらえ方やゲームの進行そのものが自分にとっては非常に目新しく、楽しかったです。ちょっと買ってもいいかなと思ったくらい。

最後にまた4人2卓に分かれてドミニオン系をプレイ。『アセンション』と『ハートオブクラウン』でしたが自分は後者の卓に参加しました。
このゲーム、購入できるカードがランダムで並ぶため4人だと3人で遊ぶよりぐっとシビアになりますね。全員が擁立してポイントを買い始め、いい勝負をしてたけど最初に姫将軍を擁立した方が非常に良い巡りでそのまま勝ち抜けました。

やはりたまには人数が多い所に行くのもいいものです。少々「いろんなゲームをまわす」ことに重点が置かれすぎているかなーと思ったけど、たくさんの参加者がそれぞれいろいろ持ち寄っているからまあ仕方ないのかな。1年間持ち運ぶだけで遊ばれないゲームとかありそうだもんなあ。

終了後、Wの劇中ラジオである若菜姫の番組をノリノリで聞きながら帰ってきました。お疲れ様でした。