映画化もされたマンガ『ドラゴンヘッド』、ご存知でしょうか。
突然天変地異が起こって街も国もメチャメチャになるという“世界の終わり”系のお話。さいとうたかをの『サバイバル』みたいな。
しかしこのお話、前半の「ノブオ編」って言ったらいいのかな、それがすごい。
全編の半分以上が使われてるんですが、その間の登場人物は主人公とヒロインとノブオの3人だけ。
隔離された空間で狂気にかられ、次々と異常な行動をとるノブオとそれに対応する主人公がギリギリの緊張感を持って描き出されています。
外に出てからの話もなかなか良いです。単純にこの系統のお話が好きだというのがあるんだけどね。なんかビルとか崩れてたり、建物が埋まってたり、誰もいないお店から食べ物を確保したりっていうお話、わくわくしませんか?
“竜頭”とか“富士山”とかの謎解きは結局最後まで無かったので、いろんな謎が謎のままになっちゃってます。しかしまぁノブオ君や傷頭のおかげで生き残りの人々の狂気についてはわけわからないながらも納得できちゃうと思います。
おすすめです。
0 件のコメント:
コメントを投稿