2007/09/09

ヨコハマ買い出し紀行 考

漫画『ヨコハマ買い出し紀行』読み終わりました。
なんか、やっぱり予想通りなんとなく終わってしまっていますねぇ。
元技術畑っぽい人間たちが、若い夫婦達よりむしろアルファさんに未来を託す感じが切ないです。

とりあえずなんかいろいろ謎が残されまくってますね。

・世界の終わりの始まり
なんかちょこっと検索してみたけど、温暖化で海面の上昇があって住める場所が減ってきたとかそんなイメージらしいんですが、僕は違うと思う。
じわじわと住みにくくなるなら人間もっと抵抗するんじゃないかなと思うんですよ。海底に沈んだ町の街灯が点く場面があるんだけど、その町がだんだん沈んだならみんな移り住めばいいわけじゃないですか。
大体ヨコハマにしちゃ雪積もったりしてるし、服装的には結構温度下がってるように見えます。
なにか一気に人口が減るような、セカンドインパクトというか月光蝶というかそんな事件があって、かなりの場所に人が入り込めなくなったんじゃないかなと思うわけです。

・白キノコ、白建物
中盤で出てきた生きた彫像が、後のほうではだんだん発生してきているような感じで、しかも巨大な建造物みたいなのが生えてきてる表現もある。
こいつらはやっぱり自然のものじゃないと思うんですよね。人間に近いロボットを作れる文明がかつてあったことを考えると、“怪我を修復する機構”とか“壊れても勝手に修復される建物”とかが昔あって、それに使われていたナノマシンだかバイオマシンだかそういうものが勝手に働いて作り出されているんじゃないかと思うわけです。
“造る”ナノマシンはそれだけだとなにかと不便なわけで、“壊す”ナノマシンも必要になってくる。で、このあたりが暴走したか兵器としてばら撒かれたかなにかであんな感じになってしまったのかなと。
アルファさんがたまに幽体離脱を楽しむことがあるんだけど、あれは単にほのぼのしたいい雰囲気のお話っていうだけじゃなくて、彼女の感覚接続機能が散布されているナノマシンに対して働いている状態を表してるような気がします。
癒し系な漫画と思わせつつSF的背景をビシビシ感じさせるこの辺のバランスがすごい面白い。

・街灯の木
昔町があった森に、自然に生えてきて一番上が街灯の形になって光る木が出てきます。これも白建物みたいなもんだなと思うわけですよ。多分その場所にもともと自己修復型の街灯が立ててあったところに、ちょうどいい高さに生えてきた自然の木。これをナノマシンが街灯として再構成したんじゃないかなと。

・ターポン
なんかずっと飛んでるという巨大な飛行機。アルファさんと同じ型のロボットと、あとどんどん年老いていくだけの乗組員たちがいるようです。もう降りられなくて飛び続けるしかないとか。
これはまぁ……なんだかよくわかりません。w
人間達の食事はスタートレック式でやりくりしてるとしても、飛ぶためのエネルギーはどこから得ているのやら。

・ミサゴ、カマス
一緒くたに論じていいものなんだかわかりませんが、カマスってあれ何なんだろうなぁ。ナウシカの旧世界っぽく、遺伝子組み換え系の産物であるような気がするんですが……成長するみたいだし。
ミサゴはロボットっぽいですけど情報が少なすぎてなんともわからん感じです。


ひさびさにいろいろ考えさせられたお話でした。しかし自分、ナノマシンナノマシン言い過ぎ。ターンAの影響受け過ぎ。