ライラの冒険シリーズ3部作の最終部、『琥珀の望遠鏡』上下巻を読了しました。
いくつかの平行世界と、それを繋ぐアイテム-『黄金の羅針盤』『神秘の短剣』『琥珀の望遠鏡』-それぞれの力と謎が読み進むにつれ明らかになっていきます。
町の子供が行方不明になるという事件から始まったストーリーは、複数の世界に住む人類達の、魂や死のあり方をめぐる壮大な戦いへと繋がっていきます。
ライラとウィルのキャラクター性は1部2部で十分に語られていますが、それらは変わらず魅力的でした。
他のキャラクター達もそれぞれ健在です(死んでたりもするけど)。ライラの母親であり強力な敵役として描かれているコールター夫人が、丁寧に表現されていてとても良いです。2部、3部と映像化されるのが非常に楽しみ。
これまでも熊やら魔女やら変わった種族が出てきてましたが、「天使」や「小人」、さらにはもっと不思議な生き物も登場してきます。
ヘリコプターと飛空挺が同時に現れたり、魔法科学っぽい最強兵器「意思機」などなど非常にときめくファンタジー要素が満載です。
戦闘シーンはかなり激しいので映像化が少々心配ではありますが、早く映画の続編が見たい。
全編を通して、翻訳の文章がすばらしかったです。多分元の文章も美しいのだろうけれど。
久々に本を読む余裕が生まれてきたので、また積んである本を崩しにかかっていきたいと思います。
ちょっとした手違いで
返信削除日記が変わることとなりました。
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