2008/09/05

劇団ひとり『陰日向に咲く』

劇団ひとり氏著『陰日向に咲く』読了。
映画化される程話題になりましたね、これ。今は文庫本で出版されています。お盆に帰省してきた弟が電車の中で読んできたというのを貰ってしまいました。

なんだか『ホームレス中学生』のイメージが強かったせいか自伝だと思ってたけど違った。オムニバス形式の小説です。
色々な、ちょっとダメな人たちが主人公として登場してきます。それぞれの短編の主人公たちは、ほんの僅かな関連性をもって他の主人公たちと繋がっています。読んでると「あー、こいつはさっきのあの人なのね」って思い出すような作りになってるわけです。

全体に文章量が少なくて2時間もかからずに読めてしまうような感じだったけど、いろんな変な人を設定してその人の内面を形作っていくという作業がさすがにあの芸風で売っているだけあって上手いなあと感じました。
さくっと読めて楽しめます。お勧めです。

2 件のコメント:

  1. こんにちは、ご無沙汰してます。
    アーマイゼです。偶然見つけました。ビックリ!!

    陰日向に~~はまだ見てないです。
    映画も見たいです。

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  2. おお、どうもお久しぶりです。
    偶然見つけるとは……世間は狭いなあ。

    映画面白そうだったんだけどなかなか邦画を観にいく習慣がなくて僕も観てません。
    今ならDVDかな。

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