どろろと言えば「おまえ女だったのか?!」パターンの古典であり、つくづく手塚先生の
ところがこれが映画版では柴崎コウさんで、いくら顔を泥だらけにしても美人としかいいようが無い。どうするのかなー?と思ってたらやっぱりいきなりバレバレな感じで話が進んでました。
百鬼丸の手足、義体じゃなくてフランケンシュタインのように死体をツギハギして作っているのは驚いた。原作ではサイボーグ009みたいに腕を折った中から仕込み水鉄砲で酸を撃ちだして攻撃したりしてかっこいいんだけど。
その辺の違いもさほど違和感無く、妻夫木の百鬼丸もなかなかかっこよかったです。
原作の、最後のなんかもっと読みたいんだけど……という中途半端な雰囲気の部分は、映画版ではうまくまとめられておりサワヤカな感じで良かったです。
百鬼丸は切ないキャラです。
視力聴力以上に働く超感覚と不自由の無い義手義足で普通の人間を超えた能力を持っている上、やさしい育ての親に教育されて正義感ある立派な人間として描かれているのだけど、本人は自分の体にコンプレックスを持っているんだよね。
実際心の目で見ていたときは目潰しとか効かないし、義手の時は平気で剣を受けたりできてたところが自分の体を取り戻すにつれて弱点が増えていく。
そんな状況で自分が助けた村人たちに化け物扱いされ追い出されてもやっぱり普通の人間になりたいと望んでいて、見ていてグッと来るのです。
最近映画館行ってない……なにか面白そうなのやってるかな?
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