乙一氏作、『暗黒童話』読了。
初の長編というか、文庫1冊分の量の作品だったようです。
内容はかなり猟奇的なホラーなので、苦手な人にはちょっとキツイかもしれません。しかしその辺大丈夫なら逆にすごくお勧めです。
かなりエグイ感じの猟奇殺人犯(?)が敵として登場します。この人がある特殊な能力を持っていて、それに対する女子高生の主人公も、ちょっとした不思議な力を持っています。
これらが絡み合って物語が展開していくわけですが、これ、もうJoJo4部っぽいんだよね。杜王町が舞台でも全然おかしくない感じがする。
喫茶店や洋館などのシーンの描写が細かくて映像的に楽しめます。終盤の盛り上がりも乙一氏ならではのトリックとたたみかけで良い感じでした。
ホラーのわりに爽やかな読後感です。面白かった。
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