2008/02/05

映画『カッコウの巣の上で』


テレビで放映していたのをガッツリ観てしまった。某局の場合、CMが無いってのがすばらしい。

ジャック・ニコルソン主演。すごく若いけど微妙に禿げてます。彼の演じるマクマーフィはいろいろ問題を起こして強制労働所に送られた挙句、精神病院送りになったというハチャメチャな役。
病院にはいろんなおかしな病人がいて、厳重に管理されながら入院生活を送っているんだけど、マクマーフィが来たことによって少しずつ変わっていきます。
型破りな行動と、それによって変化する登場人物たちの描写が生き生きしていてすごく良かった。爆笑シーン連発というぐらいの勢いがあります。
そこからだんだんと、病院側が患者を囚人以下の扱いをしているという事実が浮き彫りになっていき、怒涛のエンディングへと進んでいきます。

なんかもう、カタルシスとでも言うのかな、ものすごい鬱や怒りを感じることができます。ある種の恐怖も味わえます。というかこういう類の怖さっていうのはなかなか新鮮だなと思ったくらい。
とにかくこれ、名作だと思います。どういうタイミングで観たらいいかわかんないけど。たとえば恋人同士で観るようなもんじゃないような気がするけど、とにかく1度はおさえておくべき作品なんじゃないかと思いました。

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