2008/02/18

乙一『The Book ~jojo's bizarre adventure 4th another day~』


乙一氏作『The Book』読了。
小説版ということで、敵(というか主役?)のスタンドが『The Book』。すさまじく強力かつ魅力的な能力で、いかにも『ジョジョ』って感じがする。ある意味時間系と言えなくもないし、エピソード一つの敵役としてはとてもいい感じです。
その主役と、康一君と、もう一人過去の登場人物との視点が切り替わりながらストーリーが進んでいく形でした。
仗助はすげーかっこよかったんだけど、億泰のバトルが面白かった。あと全体的にスタンドの表現、文章で読むと微妙に印象が違うというか、新鮮に感じました。
こんな状況ならこういう使い方したほうがよくね?とかいう想像の余地というか突っ込みどころというかがでてくるあたりも漫画のジョジョ読んでる感覚に近いかもしれないです。

作者さんのあとがきがちょっと面白かった。初期の作品を書いてるときに緊迫した場面では頭のなかで『ゴゴゴゴゴ』と擬音が出ていたとか。
ジョジョはねぇ、もう普段の生活にくい込んでいるからねぇ。
M:tGでデカイクリーチャー出すときも『ゴゴゴ』だし、魔法撃つときは『ドーン』だし。

会社から帰るときもさ

「まさか!定時終了のチャイムが鳴ったばかりだというのにッ!!
 すでにPCがシャットダウンを開始し、荷物をまとめて帰り支度を始めているぅぅぅ!」
『ゴゴゴゴゴゴゴ』
「フンッ!残業で忙しいヤツが何時まで仕事をしていようが知ったこっちゃあないッ
 オレは帰るぞおぉぉお!!!!そしてッ!今日アマ○ンから届く予定の[ピー]を受け取るのだァァァッ!」
『ドッギャーーーン』


とかいう感じじゃないですか?ジョジョ世代のひとってみんなそうだよね?

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