なんだかまったく突然に読みたくなり、一気に2巻読んでしまいました。小野不由美作、十二国記の最初のお話です。
日常から一転、半人半獣や妖魔のいる異世界へ連れ去られるという実にラノベ的というか王道なファンタジーの導入展開。
しかし、主役の陽子が精神的にどんどん落ちていく心理描写でどっぷりと浸れます。闘いの描写もけっこうねちねち書いてあっていい感じ。
ダメダメになった陽子がネズミの楽俊くんに絡んで最悪のところから立ち直るところなんかは、すごく開放感があり良かったです。ハリポタの前半イジメシーン効果みたいな感じ?(w
中国っぽいファンタジーワールドも、ありがちな剣と魔法の世界ではなくいろいろ面白い設定で新鮮でした。
最後なんかドタバタと店じまいした感じだったけど、その辺のあっさりしたところもまあアリなのかなと思いました。あと10巻ぐらいでてるんだよね……まあじっくり読もうかな。
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