乙一氏著の短編集、『平面いぬ。』読了。
四篇の短編小説が収録されていました。
『石ノ目』は乙一らしい、ジメッとした恐怖感のある悲しいお話。
『はじめ』は、お話の結末こそ切ないものだったけどとても夢のある楽しい内容でした。
『BLUE』というお話がねぇ、これがよかったですよ。言ってしまえばありがちな、童話っぽい話なんですけどね。醜く作られてしまった、考え、動くことのできる人形が主人公。
捨てられたブルーがある事に気付くシーンで、それは文章に書かれていないんだけど必要以上に伝わってきてしまって正直泣きました。
ああ、最近涙腺ユルイ。例えば“クドリャフカ”ってこの6文字のカタカナだけでだめだ。ぁぁぁ。
『平面いぬ。』は衝動的に彫ったワンポイントの刺青の犬が動きはじめるというお話。これだけ見るとすごく楽しいんだけど、やはりそこはこの作者さんは見逃してくれないです。重いです。でも読んでてなかなか楽しかったな。
久々に読んだ気がする。ライラの冒険も読んでるしルルーシュも3巻ぐらいまで見た。あと雨が降るとネコを洗わないといけないし、仕事も佳境に入ってるしでなかなかいそがしいけどがんばろう。
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