電池直列編では、思い立って動かしてみるところをやってます。
監視回路編では、AVRマイコンを使った残電圧監視回路を作ってみました。
さて、20個の電池はさすがに邪魔です。4個ずつの電池ボックスにいれても邪魔です。
そんなわけで、アキバで「いつか使おう」と思って買ってきてあったケースのなかからいい感じのを選んでみました。
電源スイッチです。部品を嵌め込むための穴を、ヤスリでサイズを調整しながら最終的にはぴったりになる大きさで開けます。
これ、四角い穴を開けるのがなかなか大変でした。案外しっかりしたケースで、プラスチックなんだけど厚みが3ミリぐらいあります。カッターとかではキツイ…どうしようかと悩んでいたのですが会社で機械設計の人にちょっと話してみたところ「それなら超音波カッターでしょう」という話になりました。
超音波カッターとは一見普通のカッターナイフみたいなナイフの柄からコードが出ていて、それが20センチ角ぐらいの機械に接続されたものでした。
機械には周波数の調節用ダイヤルがついています。で、超音波を出しながらナイフの刃先をプラスチックに当て、発振する周波数を調節していきます。
周波数が合わないうちは硬くて全然切れないプラスチックが、周波数が合ったとたんにバターのように溶けながら切れ始めます。
まあアレです。プログレッシブナイフ。
切り口は溶けた感じになるので、かなり余裕を残して切り、残りはヤスリで仕上げないといけません。
丸い穴は簡単。ドリルでがーっと開けるだけ。
これはノートPCへ電源を提供する端子部分です。電源のところもそうだったけど、嵌め込みパーツを使う場合はよっぽど変な失敗をしない限りはきれいに仕上がります。
ああでもこれ、位置がちょっと失敗気味だったかも。あとから考えると1ミリぐらいずらしたかったのですが、一発勝負なのでどうしようもありません。
問題なく配置できてるからいいんだ。
ちと写真がわかりにくいかもしれませんが、これは残容量を示すLEDメーターです。
10段階表示。
窓はLEDにあわせて四角く切り取ってあります。
こいつも超音波カッターでズバーッと切って、あとは汗だくになりながらガリガリとヤスリで削りました。
なかなか綺麗に四角い窓が開いています。
薄いグレーのアクリルレンズかなんかをぴったり嵌めればより製品っぽくなると思うので、良い素材があったら取り付けたい。
今はLEDがそのまま見えるような形になってます。
外観はこんな感じになりました。
単純に黒い箱ですねぇ。電池が20本入ると結構ズッシリとした重みになります。なかなかカッコいい。
これ、組み立ててるうちにいろいろと改善案が出てきてしまうんだよね。USB給電口があったら便利じゃないのとか、そもそもステップアップ電源を使って電池を16本ぐらいで済ませられるんじゃないのか、とか。
今回はとりあえずこのまま完成させます。
VAIO君を接続してみました。
以前の実験では2時間程度の駆動時間でしたが、今回は自宅で20本全て充電しなおしてから稼働時間のチェックをしてみました。
ウサビッチの動画ファイルをひたすらループ再生させること、なんと2時間50分。警告音がピーピー鳴り始めました。予想通りというか、予想以上というか。
普通に使ってれば3時間持ちそうです。あとはやっぱり100均の4本100円電池を5パック買ってきて実験してみたい。どんな結果になるのか……ダメダメでも笑えるし、それなりに長く動いたりしたらそれはそれで面白いな。
中身は電池がみっちり押し込まれ、
スピーカーとか電池同士をつなぐ配線がその隙間にねじ込んであります。
なかなかいい感じの仕上がり具合になってるんじゃないかと。目的として、実用は3割ぐらいでいい。単3乾電池でそれなりに動かすというオモチャ感覚を楽しむのが7割です。
もしeeePCなんかを買ったら19V系に設計しなおさなきゃいけないなあ。とはいっても、あれは単体で8時間も持つようなので外部バッテリーなんていらなそうですけどね。
これって応用したらスマホでも同じことができるってことですかね?
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