映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』観て来ました。
吹き替えの声優さんたちがあまりに濃いのでやはり字幕版が観たい、ということでとある長野のさえない映画館へ行ったところ、他にだ~れもいませんでした。終わったとき振り向いたら一番後ろの席に一人おじさんが座ってたけどお店の人みたいな感じ。
誰もいない映画館というのはいいものです。以前スタートレックを観た時もそうだったけど、なんだか人類が滅亡したみたいでわくわくします。
“ある日突然誰もいなくなってた”っていうシチュエーションが大好きなのです。多分自分ならコンビニにいって好きなスナック菓子(じゃがりこ)とペプシコーラを持って映画館に行き、好きな映画を観まくると思う。
栗本薫の『時の石』って短編集に人類滅亡の話が2話ぐらい載ってて物凄くこれが好きです。
で、脱線しまくりましたが『ライラの冒険』、楽しんできました。
舞台は指輪的ファンタジーではなくて異世界ファンタジー。「魂のパートナー」として、人間一人に一体動物の姿をした精霊のようなものがいたり、FINAL FANTASYみたいなクリスタルを動力にした自動車や飛行船があったり、水晶球に記録する映写機とか『真理計』とかの魔法的機械があったりと独特の世界観が楽しかった。
“気球乗り”を仲間にして、“熊”を仲間にして、敵の本拠地を目指すという構図はほんとにRPG的です。主人公のライラが口八丁でいろいろな危機を乗り越えていくのもなかなか楽しい。
3部作であるということ、冒頭に文字で説明が入るところ、異世界の都市の巨大な建造物が広がる風景などはスターウォーズを思い出すところでもありました。
まあやはりこういう作品の共通の難点なんだけど「つめこみすぎ」っていう雰囲気はあったです。110分は短いよな。指輪みたいに3時間近くやってくれても観るのに。
ちょっと消化しきれない部分があるので文庫本を買ってきた。最近本読んでないから本FILOスタックがまた増えてきてしまった。
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