神林長平『戦闘妖精・雪風<改>』読了しました。
1983年頃の作品とのことですが、古さを感じさせない世界観と雰囲気でなかなか面白く読めました。
南極に打ち込まれた杭状の超空間通路と正体不明の敵、いつ果てるとも分からない消耗戦に対して投入された一般社会に適合できなかった戦士達。
連作の短編で構成されたストーリーが、少しづつ人間の道具であるはずの『コンピュータ』を不気味に描き出していくところがなかなか圧巻でした。
敵である『ジャム』は全く正体不明なところから段々と見えてくるところがとても惹きつけられます。
続編2作を読むのが愉しみです。
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