2004/06/23

カオナシ

突然ですが、映画「千と千尋の神隠し」の話題。
会社で、映像いじってる部署があっていつも通りかかるときに赤っぽい例の映像が流れていてとっても気になってしまいます。
なにやら友人の間では評判の悪い映画なのですが、僕はこれ結構好き。見に行ったときの日記読んでも絶賛してるし、なんか2,3回見に行ってるみたいだしね。
なんというか、切り口が多いところが、僕の好きな部分なのだと思います。日記でも何度か書いてますけど、おもに三つ。
ひとつは主人公の千尋の成長していく姿を描いた物語。
ひとつはハクの悲哀。夢を持った若者が社会に組み込まれて夢ごと自分を失くしてしまう話。
あとひとつ、カオナシの話。
他人の言葉を借りないと話ができない、滑稽で悲しいキャラクターです。
どこにでもいる、誰でも持っている要素だと思うんだけど、その傾向があまりにも強いと問題だよなぁ、と思ってしまいます。
ところが2chなんかだとその傾向はどんどん大きくなっていくみたいですね。
使いまわされた言い回しを使い、他人の口調をまねて綴られる文章。
俗にいう「にちゃん語」を振り回して語る人達は、飽食を繰り返し巨大化して尊大に振舞うカオナシとそっくりに思えてくるのです。その正体は声も出せないうっすらとした影のような存在なのでは?と思えてくるのです。
もちろん、言葉というものも文化であるということ、流行り廃りがあるということも理解してます。あの2ch特有の言い回しが無用な争いを避けたり協調性を高めるような効果があることも知っています。
ただそんな中で、自分の言葉というものがあるのならそれを大事にしたいなーと思ったのでした。