2008/08/07

AVR入門 その1

AVRマイコンによる電子工作を始めるにあたり、どこから手をつけたかというところのメモ。

マイコンのプログラムは、パソコンで作成→コンパイル→マイコンに焼きこむ→マイコンの乗った基板を動作させる、という手順で動かしていきます。
最初に何が必要かというと“マイコンに焼きこむ”ための道具が必要なわけです。最初ちょっと面倒だったので、いろいろと覚え書きをしておきます。


まず、これを作りました。『AVRを使わないAVRライター~AVRを使うUSBライター製作のために』というものです。

ただ、USBの方が楽だなと思ったので『FT232RL USBシリアル変換モジュール』を使いました。
必要な部品:USBシリアル変換モジュール、74HC04、ICソケット(14pin(74HC04用)、20pin(AVR用)、24pin(USBシリアル変換モジュール用))
※モジュールとか950円もするし、各ICももったいないのでICソケットでハンダ付けしました。失敗しても損害が少ないし、別の回路に流用したいときも抜き挿しするだけでOKだしね。


シリアル変換モジュールを使った回路図はこんな感じになりました。完成した基板にはATTiny2313を直接挿せるICソケットをつけています。

書き込み用のソフトウェアは、上記『AVRを使わないAVRライター』にある、
>> →実行ファイル+Cソースファイル avrsp_egg_050629.lzh
をダウンロードして使います。


とりあえずここまでで、回路図を元に基板を作成し必要なソフトをダウンロードすると、
「ライター用のプログラム(avrsp_egg_050629.lzh)」
「ライターハードウェア」
が手に入ったことになります。

これだけでもAVRライターとして使えるので、このまま自分の作りたいものの工作に突入できます。
ただ、ちょっと書き込みに時間がかかるのでこのライターを元に、もう一段階高速なライターをつくりたい。

その2に続きます。

2008/08/05

乙一『ZOO』

乙一氏『ZOO』読了。
短編集で、短めのお話が何篇も収録されています。
最初の話の「カザリとヨーコ」がいきなりとても面白かった。家庭内のイジメがテーマなので、なんとなく初期のハリーポッターみたいな雰囲気があります。
ストレスを受けて受けての最後の破滅的な展開がすばらしい。
他に「陽だまりの詩」というお話がなかなか感動的でした。人類滅亡後の世界で(相変わらず人類滅亡ネタ大好き)、最後の生き残りの青年と彼が作ったロボットの話。
主人を埋葬するために作られたロボットである主人公は、やがて死を理解していきます。その過程が丁寧に描かれていました。
最後のハイジャックのお話は読んでいて楽しかったな。生死を賭けた緊張感の中、妙に気の抜けたコミカルな会話が続いていきます。ラストシーンもビックリしますよ。

その他の話もそれぞれとても面白くてなかなか読み応えのある一冊でした。

これで手元にあったものは一通り読み終えてしまった。乙一作品は独特の雰囲気でハマれますね。泣かせる話も良いし、SF的設定も面白いし、猟奇系の作品も嫌いじゃなければ楽しめる。
短編が多く読みやすいのでおすすめです。

2008/08/04

映画『どろろ』

テレビ放映してたので見てしまった。『どろろ』映画版。
どろろと言えば「おまえ女だったのか?!」パターンの古典であり、つくづく手塚先生のマニアック懐の深さに感嘆せざるを得ないところであります。
ところがこれが映画版では柴崎コウさんで、いくら顔を泥だらけにしても美人としかいいようが無い。どうするのかなー?と思ってたらやっぱりいきなりバレバレな感じで話が進んでました。
百鬼丸の手足、義体じゃなくてフランケンシュタインのように死体をツギハギして作っているのは驚いた。原作ではサイボーグ009みたいに腕を折った中から仕込み水鉄砲で酸を撃ちだして攻撃したりしてかっこいいんだけど。
その辺の違いもさほど違和感無く、妻夫木の百鬼丸もなかなかかっこよかったです。

原作の、最後のなんかもっと読みたいんだけど……という中途半端な雰囲気の部分は、映画版ではうまくまとめられておりサワヤカな感じで良かったです。

百鬼丸は切ないキャラです。
視力聴力以上に働く超感覚と不自由の無い義手義足で普通の人間を超えた能力を持っている上、やさしい育ての親に教育されて正義感ある立派な人間として描かれているのだけど、本人は自分の体にコンプレックスを持っているんだよね。
実際心の目で見ていたときは目潰しとか効かないし、義手の時は平気で剣を受けたりできてたところが自分の体を取り戻すにつれて弱点が増えていく。
そんな状況で自分が助けた村人たちに化け物扱いされ追い出されてもやっぱり普通の人間になりたいと望んでいて、見ていてグッと来るのです。

最近映画館行ってない……なにか面白そうなのやってるかな?