2011/07/18

市川拓司『そのときは彼によろしく』

図書館で借りた「話題になった本コーナー」から2冊目。
29歳の男女が、14歳の思い出話をしながらストーリーが進んでいく。
だんだんと昔の話と現在進行形の話がリンクしていくラブストーリー。台詞まわしがいちいち洒落ていて読んでいてニヤニヤするというか恥ずかしいというか、まあむずむずします。
複雑な描写もなく読みやすかったです。
この作者さん、『いま、会いにゆきます 』を書いた人でした。この作品もそうだったんだけど、話が終わったと思ったところからあり得ないようなSF的設定が展開します。
なかなか面白かった。今検索してみたら映画化されてました。これも機会があったら観てみたいな。

1 件のコメント:

  1. SF的設定が展開される所以。

    どこぞのサイト(↓)に、市川さんの評価が載ってます。
    http://www.birthday-energy.co.jp
    どうやら若い頃はダメだった時期もあるそうですが、
    いまは涙が出てきちゃうくらい、切ない恋愛小説を
    書き上げる方です。

    で、恋愛小説からそれたらダメ、そんなキビシイ意見が。
    来年あたり、もし新ジャンルの作品が出たら、ブレちゃった
    と言うことで、それはそれで読んでみたいですが・・・。

    新作の『ねえ、委員長』を読み始めました。
    最初の作品でもう涙出てきてしまった・・・。
    この作品も良いです。

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